鉄槌は「大きい金づちのこと、厳しい命令や訓戒のこと」。
多くの場合で、後者の意味として使われると言えるでしょう。
何かしらの罰を与えるという意味で使用されやすいです。
制裁は「懲らしめるための何らかの罰のこと」。
法律などによるものではなく、私的な罰に関しても使われることがあります。
ただ、国家間同士で行われることもあるので、場合によっては規模はかなり大きくなりやすいです。
「鉄槌」の意味
鉄槌とは、大きい金づちのこと、厳しい命令や訓戒のことです。
元々は前者の意味で使用されていましたが、後者の意味の方が今では有名と言えるでしょう。
鉄槌に関しては、悪い人に対して何らかの罰を与えるという意味で使用されるケースが多く、必ずしも命令や訓戒に限らない状況ではありますが。
こういった部分は覚えておくと良いです。
「制裁」の意味
制裁とは、懲らしめるための何らかの罰のことです。
特定の存在を懲らしめるために与える罰ということで、鉄槌の意味とかなり似ています。
ただ、鉄槌は特定の個人が勝手に行うものという意味合いが強いですけど、制裁は国が行うものでもあるので、鉄槌と比べると規模は大きくなりがちです。
制裁の方が見聞きする機会も多いでしょう。
「鉄槌」と「制裁」の用法や用例
「ここまでの悪党は見たことがない。
これは正義の鉄槌を下すべきだろう。
1度痛い目を見ないと分からないのではないだろうか。
改めて非道な行為にしか思えない状況だな。」
「この国はいろいろな国から経済制裁を食らっている状況だが、この先どうなるのだろうか。
このままでは国自体もマズイし、国民も相当ヤバイと思うんだけど。」
鉄槌と制裁は同じような意味として使われている
鉄槌と制裁については元々の意味の違いは見出せるものの、実際に使われている意味で言えば、ほとんど同じと評価できます。
したがって、両者は使用される場面だけで言えば、ほぼ同じと言えるでしょう。
ただ、制裁に関しては国が行うものでもあるため、それだけ規模や影響力が大きいと言えますし、そこは違いになると言えます。