アンバランスは「比較すると釣り合いが取れていないこと。」
「不釣り合い」と言い換えると分かりやすい。
チグハグは「比較すると不揃いなこと」。
「不揃い」と言い換えると分かりやすい。
アンバランスもチグハグも物の大きさが極端に違うこと、性質が違うこと、色が違うこと、内容が違うことなどのことになります。
どちらも同じようなことなので、同じに使っても違和感はありません。
例えば二つの物を比較した場合に違和感があることを言います。
「アンバランス」は比較して同じでないことです。
「アンバランス」は比較しなければ使えない言葉です。
「バランスが取れていないこと、違和感のあること」を言います。
例えば「食生活で偏食は栄養の偏りが生まれ、アンバランスなものになります」「高齢者が脳疾患の後遺症に掛ったとき、極端にアンバランスな動きになるためにリハビリをします」「アンバランスな時間の使い方は体を壊す原因になります」などと使います。
「チグハグ」は比較して違和感のあることです。
「チグハグ」もものの比較で使われる言葉です。
「釣り合わないこと、不揃いなこと、違和感のあること、揃わないこと」などを言います。
語源的にも諸説がありこれと言ったものはないようです。
中には「チグ」と言う工具を持ってこいと言ったのに「ハグ」と言う別の工具を取り違えて持ってきたという説もあります。
例えば「季節の変わり目には厚着の人も薄着の人いてチグハグな印象を受けます」「小学生は背が低い子や高い子が一緒のクラスにいてチグハグです」などと使います。
「チグハグ」は「アンバランス」なことと一部共用出来ます。
「チグハグ」は違和感がある点で「アンバランス」と同じです。
比較することも同じで、内容も同じことを言っていますから、その点では同じように使ってもよいのです。
「アンバランスな服装」「チグハグな服装」と言っても違和感はありません。
ただし、「バランスが保てない」意味では「チグハグ」は使えません。
「不揃いなこと」では「アンバランス」は使えません。
比較すると大きさや性質・見た目が違うという場合にはどちらも使えます。
「アンバランスな」と「チグハグ」とは。
「アンバランス」は違和感があること、バランスが取れないこと、不釣り合いなことなどを言います。
「チグハグ」は違和感があること、不揃いなこと、異質なものが混じっていること、一部が欠けていることなどを言います。
どちらも使える場合は、違和感があること、不釣り合いなこと、異質なものが混じっていること、一部が無いこと、整合性が取れないことなどになります。