綱は「紐をより合わせて太くしたもののこと、決まりのこと、大分類のこと」。

「大綱」と言い換えると分かりやすい。

網は「捕獲用の網のこと、ネットのこと」。

「漁網」と言い換えると分かりやすい。

「綱」は紐や縄の様なものではなく、もっと太くて強いものをイメージします。

「網」は獲物を捕らえる道具としての意味と他に様々な意味を持つ言葉です。

「綱」は強い丈夫なロープのこと

「綱」は「太くて丈夫なロープ」のことですが、他に「大綱や綱領など基本的な決まり事」、「分類では大きな区分けにも使われています」。

「小学校の運動会での綱引きはやらな「網」は捕獲用の道具くなった」「屋根職人や建築現場に必須の安全ベルトと命綱」「馬の手綱」「分類上の綱目」「綱紀粛清」「綱渡り芸人」「横綱の土俵入り」などと使われます。

「網」は捕獲用の道具

「網」は丈夫な繊維で織られたもので、最近は化学繊維が使われています。

他の意味で「網目のようなシステム」という意味にも使われます。

「通信網・交通網・情報網」など。

「網」は「網羅している」「一網打尽だ」などと使うこともありますが、基本的には「ネット」のことです。

「漁網・天網・網元・網膜剥離・網代」などの熟語があります。

「横綱」と「横網」のこと

「横綱」は両国と円がありますが、両国近くには「横網」という地名があります。

このことから、「横綱と横網」の錯誤が生じることは良く言われることです。

「横網」は江戸時代に海苔の網を干していた場所から付けられたと言われている地名で、大相撲とは関係ありません。

国技館が両国に移転したことで混乱が起きているものです。

「綱」と「網」とは

「綱」は「丈夫な大綱のこと」を言います。

「網」は「細くて丈夫な繊維で編まれたネットのこと」で、魚や小動物、鳥、昆虫などを捕獲する道具になっています。

「綱」は「大綱・綱領・要綱」などとも使われ、「網」は「通信網・交通網・情報網」などとも使われています。

「綱と網」は共通するものがあり、検索でも「つな」と入れると両方が出てきます。

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