ボクシングは「伝統的格闘技でグローブを付けて戦う競技のこと」。
「拳闘」と言い換えると分かりやすい。
キックボクシングは「日本発祥の新しいルールでの格闘技のこと」。
「ムエタイ似」と言い換えると分かりやすい。
総合格闘技は「ムエタイなどに空手やレスリングなどの他の技を取り入れた新しい格闘技のこと」。
「最強格闘技」と言い換えると分かりやすい。
「ボクシング」は伝統的スポーツ
「ボクシング」は「拳闘」と言い伝統的な格闘技です。
手にグローブをしてマウスピースを咥え、靴と短パンで試合をします。
体重によりランクが設定されていて、ヘビー級からモスキートー級の間で多くのランクがあります。
パンチのみ許されていますが、ノックダウンなど激しい決着もあり、かなり危険なスポーツといえます。
また、プロ・アマとも世界中に諸団体が乱立して王者を決めています。
「キックボクシング」は日本で誕生しました。
「キックボクシング」は野口修が考案したものでタイのムエタイのルールを参考にして、異種格闘技を実現させるために作られた新しい格闘技です。
例えば、「ムエタイと空手」「ムエタイとボクシング」などの違う格闘技同士が戦えるように工夫されています。
ムエタイの足を使うキックが特徴で、他にも禁止されていた打撃も容認するというかなり激しい内容になっています。
「総合格闘技」は格闘技のデパート
「総合格闘技」は世界中にある格闘技の技を取り入れたうえに攻撃禁止事項の制約を可能な限り取り去った最も激しい格闘技といえます。
原則、グローブ短パンの外見からボクシングなどと変わりませんが、激しさは格別です。
そのため、ラウンドは5分3~5ラウンドとされています。
試合もリングまたは「ゲージ」と呼ばれる金網で囲まれたものが使用されます。
「格闘技」は進化する。
「ボクシンク」は古代から存在する、とても長い歴史を持つ伝統的な格闘技ですが、タイの「ムエタイ」が足も使えるボクシングとして盛んに行われると、日本ではムエタイを更に進化させた「キックボクシング」が考案されました。
また、世界の格闘技の技やルールをとりいれ、制約を緩くした「総合格闘技」が行われるようになり、最強の格闘技となりました。