怠惰は「だらしないよう様子、怠けている状況のこと」。
傍から見たときにそういった生活をしているときに使うことが多い言葉です。
怠慢は「やるべきこと、義務となっていることを怠ること」。
やらないといけないことを忘れていたり、サボっていたりして、それを放棄している状況のときに使います。
怠慢に関しては悪いと言える行為になります。
「怠惰」の意味
怠惰とは、特定の人の生活が他人から見たときにだらしない、なまけているように感じる状況のことです。
怠慢というのは一般的に言えばイメージはよくないとしても、それ自体が悪いと言えることではありません。
どういう生活をするか?というのは人の自由と言えるので、そういう怠慢な生活を送ることもその人の自由と言えてしまうのです。
「怠慢」の意味
怠慢とは、やるべきこと、義務となっていることをやらない、怠ることという意味です。
自分の役割になっている仕事や自分が果たすべき義務などをきちんとやらないような人間に対して使います。
怠慢に関してはやるべきことをやっていないという状況なので、イメージ的によくないということが言え、さらに怠慢それ自体が悪いことであるとも言えるのです。
「怠惰」と「怠慢」の用法や用例
「私は大学を卒業してから、会社の入社式までの間、ものすごい怠惰な生活を送っていた。
そんな状況で社会人としてやっていけるのだろうか?と、今更ながら心配になってきたのだ。」
「あの人って、自分の仕事を全くやらないで、常にサボっている感じがするんだけど、怠慢すぎてもう我慢ならないわよ。
1度厳しくいった方がいいと思う。」
怠惰と怠慢は良い悪いの違いがある
怠慢というのは他人から見たときにイメージのよくない生活をしているという意味で、イメージはよくないかもしれませんが、どういう生活をするか?は自由なので、それ自体は良いと言えるのです。
しかし、怠慢はやるべきことをやらない、義務を怠るという状況なので、確実に悪いと言えます。
そこが大きな違いとなるのではないでしょうか?