よしんばは「究極の仮定のこと」。

「仮定」と言い換えると分かりやすい。

仮には「一時的な間に合わせのこと。」

「一時的」と言い換えると分かりやすい。

「よしんば」は物事を考える場合、最も悪い場合、究極の事態などを仮定することです。

意味としては、「仮に」と同じですが、程度が異なると言えます。

「よしんば」は「であっても、そうだとしても」と言う意味で使います。

「よしんば」は仮定の言葉

「よしんば」は「縦しんば」と書き、仮定する場合の言葉になります。

その仮定も究極、最悪の事態のことを言います。

「縦」は「たて」の外に「仮定」の意味で使うことがあります。

「よしんばこの試合に負けたとしても、決勝リーグの出場は決まっているから安心だ」「よしんば彼が犯人としても、証拠がないのでどうしようもない」などと使います。

「仮に」は一時しのぎのこと

「仮に」は一時的と言う意味があります。

「仮定」の「仮」とは少し意味合いが異なります。

「よしんば」と言う言葉と「仮に」と言う言葉は互換性があります。

軽いニュアンスで「仮に」を使うことはかなり多いと思われますが、最悪と言う意味で使う「よしんば」とは程度の差があるようです。

「とりあえず仮定をしておく」と言うことです。

「よしんば」は「仮」を意味する古い日本の言葉

「よしんば」は昔から使われている古い言葉です。

現代では余り使うことはなくなりましたが、「そうであっても」と言う意味では良く使います。

「仮に」と言う場合は「よしんば」より「仮」の方を普通は使ってしまいます。

「よしんば死ぬことが有っても、名誉なことだ」と「仮に死ぬことが有っても名誉なことだ」とは意味は同じですが、「よしんば」を使った方が迫力に違いが出ます。

「よしんば」と「仮に」とは

「よしんば」は最悪の事態を仮定してみることで、現在の状況を比較説明、または正当化しようとすることです。

「仮にそうであっても」と言うことです。

「仮に」は「とりあえず一時的に」と言う意味に使い、「よしんば」に比較すれば軽い言葉です。

どちらの言葉も「仮定」をすることでは同じと言えます。

現代では「よしんば」に代わり「仮に」を良く使います。

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