分類は「あるものを種類別に分けること」。

「種別」「カテゴリー化」と言い換えると分かりやすいです。

分別は「あるものを仕分けること」。

「区分」「判別」と言い換えると分かりやすいです。

普通、分類は森羅万象の物が対象で動物・植物・鉱物などを細かく系統だって種類別に整理することですが、分別はゴミなどを燃えるゴミや燃えないゴミなどに分けることです。

分類は森羅万象の物を学問的に系統立てて整理することです

分類は大分類・中分類・小分類に至るまで対象を系統立てて細かく学問的に分けていくことです。

例えば日本人という分類では霊長類から始まり類人猿、人間、黄色人種、日本人などと次第に細かく分けていきます。

すべてのカテゴリーで同じように作業がなされ分類学として手法が確立しています。

また、適性を見る選考という意味でも使われることがあります。

分別は分類と同じように使われることもありますが、比較的軽い意味で使用されます

分別は「混在ゴミは分別して下さい」「ゴミは分別をしっかりとして出して下さい」など主としてゴミの判別用語として定着しています。

「ぶんべつ」と読み分別は日常生活で頻繁に使用されています。

分別という言葉は分類のように数えきれないものを整理して分けるのではなく、ゴミなどの比較的分けやすいものに使用されています。

ゴミの分別は簡単だがゴミを学問的に分類することは難しい

ゴミを可燃性の物と不燃性の物、紙類やペットボトルなどに分別することは簡単に出来ますが、ゴミに含まれている様々な物質を学問的に考えて分類することはかなり難しいことになります。

可燃ゴミに含まれる食物にはどのようなものが含まれるのかとか、プラスチックとはどのようなものでどのような種類があるのかなど分類は切りがありません。

分別は簡単なことで分類は学問的なことです

ゴミの分別は燃えるか燃えないなど明らかな理由で分離区別することですが、分類は大きなカテゴリーでは明らかに異なるものなので分けられるのですが、次第に同程度の物のカテゴリーの中では簡単には分けられなくなるため、学問的分類の手法が必要になります。

例えば、日本人は明らかに猿とは異なった存在ですが、中国人や韓国人との区別は見ただけでは分からないために、学問的にどのように違うのか判断して分類をします。

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