窮余の一策は「追いつめられた、困り果てた際に思いついた策のこと」。
使うことができる機会がかなり少ないですし、そういったところは理解しておきましょう。
苦肉の策は「自分や味方が苦しむ状況において、とる策のこと」。
他者を欺くといった目的でとられることが多く、そういうシーンで使っていくという点は理解しておきましょう。
「窮余の一策」の意味
窮余の一策とは、追いつめられた、困り果てた際に思いついた策のことです。
そういうシーンで思いつく、実際にとっていく策を意味しているので、使うことができるシーンはちゃんとありますが、そんなに多くないという言い方ができると思われます。
また、有名な言い方ではありませんから、知らない人も多々いると思われるのです。
「苦肉の策」の意味
苦肉の策とは、自分や味方が苦しむ状況において、とる策のことです。
自分や味方を苦しめながら、行っていく策を意味しています。
だから、自分たちを犠牲にするという意味が込められています。
相手を欺くようなときに使っていく言葉になります。
こっちの方が有名な言い方なので、知っている人は多くいると思われる状況でしょう。
「窮余の一策」と「苦肉の策」の用法や用例
「これに関しては窮余の一策であり、このような状況になったからこそ、思いついた方法であると言える。
したがって、通常であれば、まず思いつかないと言えるだろう。」
「苦肉の策というのは、本当であればとりたくないものの、これ以外方法がないと言えるときには、どうしてもそういった策をとっていかないといけないわけだ。」
窮余の一策と苦肉の策は意味は似ている部分がある
窮余の一策と苦肉の策については、意味は似ている面があります。
違っている箇所もあるため、そこは知っておかないといけませんが、意味としては近いと感じられる可能性があるでしょう。
でも、苦肉の策と比べたときには、窮余の一策という言い方はちょっとマイナーです。
知っている人はかなり少なくなっているので、そこは覚えておきましょう。