至上は「物事がこの上もない状態のこと、最上であること、最高であること」という意味です。

「至福」と言い換えると分かりやすいです。

市場は「不特定多数の者が仲介者を介することで、なんだかの取引を行う場所のこと」と言う意味です。

「取引所」と言い換えると分かりやすいです。

「至上」の意味

「至上」という言葉は、「物事や感情、状況などがこの上もない状態のこと、最上の状態のこと、最高の状態のこと、また、その様」という意味を表しており、例えば、「私にとってそれは至上なる喜びです。」

「そんなこと言ってもらえるなんて、至上なる光栄だよ。」

などと使います。

「市場」の意味

「市場」という言葉は、「仲介人を介することで、不特定多数の人間がいわゆる取引、特に商売上の取引を行う場所、施設などのこと」という意味を表しており、また、国際市場、世界市場といったような、特定の場所、施設などで行われず、抽象的な場所で行われるような取引のことも「市場」と呼ぶことがあります。

「至上」と「市場」を使う上での文法上の違い

「至上」は名詞としての使い方と形容詞的な使い方があります。

名詞としての使い方は「真実を至上として、行動をしていくようにしましょう」「人生において、恋愛が至上ではない」などがあります。

形容詞的に使う例としては「至上の喜び」「至上の名誉」などです。

一方、「市場」は名詞としてしか使いません。

例えば「卸市場」「国内市場」などです。

読み方が一緒でもここまで違う「至上」と「市場」

「至上」と「市場」は文法的に、名詞として使うことが出来る部分では同じなのですが、「至上」は「それは至上なる美しさであった」「僕らはまるで至上の楽園にいるみたいだ」などと、形容詞的にも使えます。

「市場」は名詞としてしか使えない一方で、色々な広い意味を持つことが特徴です。

具体的な場所を有する市場である、中央卸売市場という使い方や、抽象的市場である、国内市場、海外市場、といった使い方もあり、この例は意味が広くとれることを示しています。

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