帝塚山大学は、奈良市に本部を構える私立大学です。

1941年に現在の学校法人帝塚山学園が創立されたのがルーツとなり、1964年に開学しました。

一方、帝塚山学院大学は、大阪府堺市に本部を置く私立大学です。

この大学は学校法人帝塚山学院が運営しており、1966年に開学しました。

ちなみに、どちらも「帝塚山」は大阪市住吉区にある住宅街の地名からとっています。

帝塚山大学とは

帝塚山大学とは、奈良県奈良市に本部があり、学校法人帝塚山学園が運営している私立大学です。

東生駒キャンパスと学園前キャンパスの2つが設置されています。

東生駒キャンパスには、文・経済経営・・法の3学部と3つの研究科があります。

一方、学園前キャンパスに心理・現代生活・教育の3学部と4研究科などが置かれています。

2つのキャンパス間にはバスが運行されており、往来が容易となっています。

現在、3,600名以上の学生が在籍しています。

帝塚山学院大学とは

帝塚山学院大学とは、大阪府堺市南区に本部があり、学校法人帝塚山学院によって運営されている私立大学です。

リベラルアーツ学部と人間科学部の2学部と人間科学研究科が設置されています。

かつて泉ヶ丘・狭山の2つのキャンパスがありましたが、2021年からキャンパスを泉ヶ丘に集約しました。

1,700名以上の学生が現在在籍しています。

帝塚山大学と帝塚山学院大学の歴史

帝塚山大学と帝塚山学院大学は、それぞれ運営する学校法人が異なります。

帝塚山学院大学を運営する学校法人帝塚山学院のほうが早く、法人創立は1916年となります。

その後帝塚山学院短期大学を経て、1966年に帝塚山学院大学となりました。

開学以来関西屈指の有名女子大学でしたが、2007年に男女共学に転換しました。

一方、帝塚山大学は、当時の帝塚山学院が創立25周年を記念して、現在の学校法人帝塚山学園が1941年に創立されました。

1964年に教養学部のみの単科大学としてスタートしています。

この大学も開学当初は女子大学でしたが、その後1987年に共学化され、現在では奈良県最大の文系総合大学として発展を遂げました。

帝塚山大学と帝塚山学院大学の教育理念とは

大学には教育理念があり、それぞれホームページなどでも記載していますが、帝塚山大学と帝塚山学院大学の教育理念も異なっています。

帝塚山大学の教育理念としては、「国際的視野の上に日本文化に対する理解と教養」「専門知識と創造力・実践力」「地域・国際社会に貢献できる人材の養成」を掲げており、開学当初教養学部のみでスタートしたということがうかがえます。

帝塚山学院大学は、「力の教育」を掲げており、「意志の力、情の力、知の力、躯幹の力」を備えた人物の輩出を建学の精神としています。

リベラルアーツを通してこれらの力を身に着けさせようというのがわかります。

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