ありがとうは「感謝を表す言葉のこと。」
「感謝」と言い換えると分かりやすい。
すみませんは「謝罪や感謝を表す言葉のこと」。
「謝罪」と言い換えると分かりやすい。
普通は感謝の言葉は「ありがとうねありがとうございます」ですが、「すみません、すいません」も使われています。
江戸時代以前にはなかったこの用法は明治以降、近年に定着しています。
「ありがとう」は一番感謝を表す言葉
「ありがとう」は「こんなによくしていただいて有難いことです」と言う意味で使います。
そのようなことは「なかなか無いこと」、つまり「有難いこと」となったのです。
感謝の気持ちを一番よく端的に表す言葉になります。
どのような場合にでも使われている、使い勝手の良い言葉になります。
「ありがとう」の一言で苦労が報われることもあります。
「すみません」は恐縮して使う感謝の言葉
本来、「すみません」は謝罪の言葉ですが、「こんなことをしていただいて、恐縮です」と感謝の意味でも使われます。
安直に「すみません」と口癖のように言う人もいます。
「すみません」は「済む」と言う動詞から派生しています。
「このままでは済ますことはありません」とりあえず感謝を表すために「すみません、すいません」と言うのです。
「ありがとう」と「すみません」の使い分け
「ありがとう」を使うべきか「すみません」を使うべきかはケースバイケースと言えます。
仮に目上の人を煩わせたなら「すみません、申し訳ありません」を使います。
目下の人には「ありがとう、ご苦労様」と使います。
仕事での謝罪は「すみません」はほぼ禁句で「大変、申し訳ございません、お詫びを申し上げます」を使います。
「ありがとう」と「すみません」とは
「ありがとう」と「すみません」はどちらも感謝の気持ちを伝える言葉として使われています。
「ありがとう」は昔からありますが、「すみません」を感謝の言葉に使うことは近年になってからです。
「どうも、すみませんでした、ありがとうございます」が無難な使い方です。
「すみません、すいません」は同じで、口癖となっていることもあり、安直な感じがします。