全知は「すべてを見極めることができる完璧な知恵のこと」。

こういった言葉は概念としては存在していますが、実際はまず存在しないと言えるものでしょう。

衆知は「多くの人たちによる知恵のこと」。

多くの人たちが持っている知恵の結集のような意味ですが、こちらは完璧であるとか、そういう意味は特に存在していない状況です。

「全知」の意味

全知とは、すべてを見極めることができる完璧な知恵のことです。

こういった概念は一応存在しているものの、実際に全知を備えた人などはまずいないと言えるでしょう想像上の概念と評価できると思われます。

全知全能といった表現をすることもあるので、ここに関して覚えておいた方がいいです。

実際に使う機会はかなり少ないはずですけど。

「衆知」の意味

衆知とは、多くの人たちによる知恵のことです。

表記からなんとなく意味は想像できるかもしれないですけど、多数の人たちによる知恵ということで、そういう意味で使っていきます。

ただ、実際に多くの人たちの知恵という意味を必要とする場面は多くないでしょう。

そのため、この言葉を使う機会も多くないと評価できると思われます。

「全知」と「衆知」の用法や用例

「この世には全知全能と言えるような人間はいないだろう。

いるかもしれないという可能性すら思い浮かばない。

仮にいたとしたら、それは人間ではないと思うんだ。」

「今の世界はこれまでの多くの人たちの知恵、つまり衆知で成り立っている。

そういった部分は日常では感じづらいが、人類の歴史はそういった状況にもなっているんだ。」

全知と衆知は意味が異なる

全知はどんなことでも見極めることができる完璧な知恵のことですが、衆知は多くの人たちが持っている知恵のことです。

したがって、それぞれは意味において違いを見出すことができるでしょう。

ただ、全知は現実的にはまず存在しないものです。

衆知はありえるでしょうけど、全知は概念のみ存在している状況と評価できると思われます。

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