「ヴィンテージ」は、元々はワイン用語で、フランス語からきています。
本来は「ヴィンテージ・ワイン」、つまり「当たり年のワイン」のことをさしました。
「アンティーク」は、「およそ製造されてから100年以上が経過したもの」を意味し、こちらもフランス語です。
一般的には、ただ古いだけのものではなく、美術的・芸術的に価値の高いものをさします。
「ヴィンテージ」の意味
「ヴィンテージ」とは、元々ワイン用語で、フランス語で「当たり年の」ワインをさします。
語源はラテン語で、「ぶどうを収穫する」という意味です。
それらが転じて、「年月を経て、ほどよく味わいが出たもの」をさすようになり、今では名品や希少品、年代物のアイテム、その当時話題になった流行り物などを総じて「ヴィンテージ」と呼ぶようになりました。
古さとしては製造されてから、およそ20~25年以上経過したものをさすことが多いようです。
「アンティーク」の意味
「アンティーク」とは、主に「製造されてから100年以上が経過したもの」をさします。
フランス語からきていますが、アメリカの関税法ではきっちりと「製造されてから100年以上」という記載がされています。
元のフランスでは、そこまできっちりとした基準ではなく、アール・デコとアール・ヌーヴォーを境にしたり、戦前・戦後で使い分けたりもしているようです。
さらには、ただ古いだけのものをさすのではなく、美術的・芸術的な価値が高いもののことを言います。
「ヴィンテージ」と「アンティーク」の用法や用例
「ヴィンテージ」の用法や用例
今年の「ヴィンテージ・ワイン」は、とても美味い。
古着屋で格好良い「ヴィンテージ・ジーンズ」を手に入れた。
将来的に価値の出る「ヴィンテージ品」を手に入れたい。
「アンティーク」の用法や用例
非常に高価な「アンティーク品」には手が出せない。
手紙や記録書など、紙製の「アンティーク品」は希少性が高い。
「アンティーク・ショップ」で、かわいいティーカップを手に入れた。
「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いについて
「ヴィンテージ」は、元々はワイン用語で、フランス語からきています。
本来は「ヴィンテージ・ワイン」、つまり「当たり年のワイン」のことをさします。
転じて、「年月を経て、ほどよく味わいが出たもの」のことをさすようになりました。
また、主に製造されてから20~25年以上が経過したものを、「ヴィンテージ」と呼ぶことが多いようです。
「アンティーク」は、「およそ製造されてから100年以上が経過したもの」を意味し、こちらもフランス語です。
一般的には、ただ古いだけのものではなく、美術的・芸術的に価値の高いものをさします。
また、フランスでは、「アンティーク」と呼べるほど価値が高くないけれど、古いものたちのことは、「ブロカント」と呼びます。
「愛すべきガラクタ」という意味です。