「アカデミー賞」と「オスカー」の違い・意味と使い方・使い分け

アカデミー賞は、「毎年2月末頃にハリウッドで開催される、その年度に主にアメリカで公開された映画を評価する賞のこと」。

オスカーは、「アカデミー賞授賞式において、候補の中から賞に選出された者が渡されるトロフィーのこと」であり、これが転じて「アカデミー賞」と「オスカー」を同義として扱われることも多い。

つまり、「オスカー」を受け取った人物が「アカデミー賞」受賞者となる。

「アカデミー賞」の意味

アカデミー賞は、アメリカで公開された映画を中心に、そのスタッフやキャストを評価し、業績を称える式典と、その賞である。

正式名称は、「Academy Awards」である。

アカデミー賞には作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞を指す主要6部門が存在する他、美術賞や音楽賞など、映画に携わったそれぞれの部門のスタッフに対する賞が与えられる。

オスカーは、アカデミー賞を受賞した人物がアカデミー賞授賞式にて手渡されるトロフィーである。

転じて、アカデミー賞そのものを指すことも多い。

オスカー像とも呼ばれる。

正式名称は「Academy Award of Merit」である。

オスカーは男性の裸体を模した金色の立像であり、この像がアカデミー賞授賞式において渡されるようになった由来については明確な証拠が存在しないため、諸説ある。

「アカデミー賞」も「オスカー」もほぼ同義で扱われることが多い。

例えば、「アカデミー賞受賞者」は「オスカー受賞者」という表記でも用いられる。

ただし、アメリカ以外でも世界各国の「アカデミー賞」の受賞が行われるようになったため、その場合では「オスカー」の呼称は使用されない。

例えば、日本で開催される「日本アカデミー賞」では、オスカーは渡されることはなく、日本アカデミー賞のことを「オスカー」と表現することは不可能である。

この場合は「日本アカデミー賞受賞者」という表記のみが通用する。

つまり、ハリウッドで開催されるアメリカの「アカデミー賞」だけが「オスカー」と同義で扱うことができる。

「アカデミー賞」はアメリカで公開された映画に対して授与される賞のことであり、「アカデミー賞」受賞者に選出された人物が授賞式において手渡されるトロフィーが「オスカー」である。

「アカデミー賞」も「オスカー」もほぼ同義で扱われることが多く、「アカデミー賞受賞者」と「オスカー受賞者」は同じ意味になる。

ただし、「アカデミー賞」がアメリカ国内のものでない場合は「オスカー」と表記されることはなく、「（国名）アカデミー賞」受賞者という表記のみが使用される。