そうめんとひやむぎは製法が異なります。

そうめんは生地をよりをかけて細く引き伸ばしたものです。

一方でひやむぎは生地を細く切ったもので、言うならば細いうどんです。

現在は麺の太さで区別することもあり、麺の直径が1.3mm未満のものをそうめん、1.3mm以上1.7mm未満のものをひやむぎとしています。

「そうめん」の製法

そうめんは小麦粉に塩を加えて水で練った生地を、植物油でコーティングしてよりをかけ細く引き伸ばし、天日干しして作ります。

生地を細く切って麺にするのではなく、引き伸ばして細い麺にすることがポイントです。

手作業で引き延す手延べそうめんが一般的でしたが、現在では機械で引き伸ばすそうめんが主流となっています。

「ひやむぎ」の製法

ひやむぎは小麦粉に塩を加えて水で練って生地をつくります。

ここまではそうめんと同じですが、ひやむぎは生地を細く切って麺にします。

ひやむぎという名前は、うどんを細く切った「切り麦」を冷やして食べることに由来します。

つまり、ひやむぎは細打ちにしたうどんといえます。

麺の太さによる分類

そうめんとひやむぎの違いは製法の違いで説明することができます。

しかし現在では引き伸ばして作るそうめんの他に、機械で細く切って作るそうめんも存在します。

そこでJAS規格では麺の太さによってそうめんとひやむぎを区別しています。

麺の直径が1.3mm未満のものをそうめん、1.3mm以上1.7mm未満のものをひやむぎとしています。

ちなみに直径が1.7mm以上のものがうどんです。

製法の違い、または太さの違い

そうめんは生地を引き伸ばして麺にしたもの、ひやむぎは細く切って麺にしたもの、という製法の違いがありました。

いずれも生地は小麦粉に塩を加え、水で練って作ります。

または麺の太さによって区別し、直径1.3mm未満のものをそうめん、1.3mm以上1.7mm未満のものをひやむぎとします。

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