空中楼閣は「根拠がないこと、架空の出来事のこと」。
要するに現実に存在しないこと、その可能性が高いと思われる事柄などに対して使われます。
砂上楼閣は「実現ができないもののこと、一見すると立派に見えるものの、実態は脆いと言える状況のこと」。
したがって、空中楼閣とは意味が異なっており、区別することは容易だと思われる状況なのです。
「空中楼閣」の意味
空中楼閣とは、根拠がないこと、架空の出来事のことです。
根拠が見られない考えやそもそも現実の話ではない出来事などに対して使っていくので、真に受けるべきじゃないような物事を揶揄する意味合いで使用することが多いでしょう。
実際にたまに見聞きする表現になるため、意味を理解したうえで頭に入れておくといいのではないかと思われます。
「砂上楼閣」の意味
砂上楼閣とは、実現ができないもののこと、一見すると立派に見えるものの、実態は脆いと言える状況のことです。
空中楼閣と比べると、やや意味が違っていると言えるでしょう。
非現実的なことや見た目と中身に明らかな違いが見られる、ギャップがあるシーンで使っていく言葉なので、両者は一応の違いが存在していると評価できるはずです。
「空中楼閣」と「砂上楼閣」の用法や用例
「あいつの話って、いつも作り話じゃないかと思えることが多い。
つまり、空中楼閣のような話しかしないんだよ。
どうも信用できない人間に見えてくるんだよな。」
「その話は完全に砂上楼閣だろう。
非現実的すぎる。
現実において、そういったことが可能だと思うだろうか。
実際にやってみなくても普通は分かると思うのだがな。」
空中楼閣と砂上楼閣は微妙に意味が違っている
空中楼閣と砂上楼閣は表現が同じように見えますし、意味も似ていると感じられるかもしれません。
でも、意味に関しては一応違いと言える部分は存在しています。
空中楼閣は根拠がない、嘘と言えるような話に対して使いますが、砂上楼閣は非現実的、見た目と中身に違いがあるケースにて使っていくのです。
そういう部分で見分けることが可能です。