留年は「学校で同じ学年を再び続ける状況のこと」。

進級できずに、同じ学年を再度続け、場合によっては卒業予定だったのに、卒業できないという状況になります。

就職留年は「就職のために意図的に留年をすること」。

留年とは本来は避けたいと思う状況であるはずですが、就職留年に関しては本人の意思で留年をすることになります。

「留年」の意味

留年とは、学校に通っている人間が進級できずに、再び同じ学年を続けることです。

本人としては進級したいという思いがあったにもかかわらず、成績などの問題で留年という措置になるケースは多々あります。

留年になると、卒業予定だったのに、卒業できないという事態になる場合もあるので、かなり大きな問題と言えるケースも考えられます。

「就職留年」の意味

就職留年とは、就職活動をした中で内定がとれなかった、または内定先の企業に納得いかなかったという状況において、新卒のまま再び来年も就活をするために、意図的に行う留年のことです。

大学生に対して使われることが多い言葉で、大学に籍だけ置くような状況と言え、単位は全部取り終わっていることもあります。

既卒になると就職では不利とされている風潮により、日本では就職留年は一定割合で存在しています。

「留年」と「就職留年」の用法や用例

「留年をすると、せっかく内定をもらったのがパーになるから、それだけでは絶対に避けないといけない。

同じ学年をもう1度続けるのは単純に面倒でもあるしな。」

「就職留年をする人がいるみたいだが、卒業できるのに就職のために留年をするわけだよな。

日本では新卒こそが命みたいなところがあるから、こういう層はいなくならないだろうな。」

留年と就職留年は状況がまるで違う

留年と就職留年は同じ学年を再度続けるという状況においては全く同じですが、具体的な状況は違います。

留年は本人の成績の問題などにより、意図しないで起きるものですが、就職留年は成績的には問題ないのに、単位も取り終わっているのに、就職のために意図的に行うものです。

したがって、実態に関してはかなり大きな差があると言えるでしょう。

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