「内情」は、内々の事情です。

英語では「the inside affairs」「internal condition 」「the real state of affairs」で表されます。

「内部情報」という意味の場合「internal condition 」を使います。

「実情」という意味の場合「the real state of affairs」です。

「彼はあの会社の内情に通している」は「He is familiar with what goes on inside the company. 」です。

「其れで内情が分かった」は「That explains the real state of affairs. 」です。

「内実」は、内部の実情です。

英語では 以下の様に表されます。

「内実は破産寸前だ」は「The truth is that he is on the verge of bankruptcy. 」です。

「内実困っている」は「In reality, they are quite hard up. 」「Actually, they are quite hard up. 」です。

「内幕」は、外からは見えない内部の事情です。

英語では「the inside facts」で表されます。

「政界の内幕をのぞむ」は「look behind the scenes in the political world」です。

「事件の内幕を話してあげてもいいですよ」は「I can give you inside information on the affair」です。

「いったい誰が内幕をばらしたのだろう」は「Who could have exposed the inside facts? 」です。

「内情」の意味

「内情」は、外に知られていない内々の事情です。

内部の事情です。

内部の模様です。

反対語は「外情」です。

以下のように使います。

内情に詳しい者の犯行 あの家の内情に通じている ライバル会社の内情を探る 内情を暴露する 内情をさぐる 他者の内情を精通する 

☆affair
原義は「なずべきこと」→「業務・出来事」に変化しました。

名詞です。

「事務・事情」「事件・出来事」「関心事・雑務」「浮気・情事」「こと・もの・品」です。

「世界事情」は「world affairs」です。

「時事問題」は「current affairs」です。

「内実」の意味

「内実」は、以下のような意味です。

①内部の実情です。

「内幕」と同じ意味です。

②副使的に使って「その実」という意味です。

「本当の所」「実際」と同じ意味です。

以下のように使います。

見かけと内実は大違い 内実は他人に知られたくない

☆internal
原義は「内部」「内側」です。

形容詞です。

「内部の」「内服の」「国内の・内政の」「主観的な・精神的な」という意味です。

「彼らは二つの内壁を解体した」は「They ‘ve knocked down a couple of internal walls. 」です。

「内幕」の意味

「内幕」は、以下のような意味です。

①軍陣で外幕(とまく)の内に張る幕です。

上部を横幅に、下部を縦幅に縫い合わせたものです。

②外からは見えない内部の事情です。

以下のように使います。

財界の内幕を探る 会社の内幕を暴露する 内幕は火の車 芸能界の内幕 内幕をあばく

☆facts
原義は「なされたこと」です。

名詞です。

「事実・現実」「実際」「申し立て」「犯行」です。

「正しく事実(事情)を把握する」は「get one ‘s facts right」です。

「内情」は 内々の事情、 「内実」は 内部の実情、「内幕」は 外からは見えない内部の事情です。

「内情」「内実」「内幕」は、類語です。

共通する意味は「内部の事情」です。

「内情」と「内実」では、「内実」の方がより中心部の事実を表すことを意味します。

「内幕」は、「軍陣に二重に張った内側の幕」という意味から、外からは見えない内部の事情のことをいいます。

私的なことには用いません。

「内実」は、「ああは言ったが内実困っている」のように「実際は」「その実」という意味で、副詞的に使うことがあります。

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