各国は「それぞれの国のこと」。

複数の国を同時に扱うときに各国という言い方をします。

ただ、各国という言い方をするときには、どの国であるかが特定されていることが多いです。

諸国は「もろもろの国のこと」。

漠然と複数の国を表す際に使っていく言葉です。

この場合にはどういった国であるかは特定されておらず、いろいろな国という意味合いが込められている状況と評価できるのです。

「各国」の意味

各国とは、それぞれの国のことです。

複数の国を同時に扱うときには各国という表現はよく使われます。

そして、各国という表現を使う場合には、複数の国に関して、具体的にどこを指しているのか確定しているケースが多いです。

したがって、すでに確定している複数の国をまとめて表現するときに使われるのが各国という言葉になります。

「諸国」の意味

諸国とは、もろもろの国のことです。

複数の国を扱うという意味では各国と同じです。

でも、諸国の場合には具体的な国は分からない状況で使っていきます。

つまり、どこかは分からないけど、いくつかの国というニュアンスが含まれているのです。

したがって、各国とはそういった面で明らかな違いがあるので、覚えておくと良いでしょう。

「各国」と「諸国」の用法や用例

「サミットというのは世界各国の首脳が集まる場だ。

このサミットに参加する国はどこも世界的に大きな国であり、影響力が非常に強いと言えるだろう。

したがって、かなり注目すべき状況だね。」

「今回来日された人たちはいろいろな諸国の人間で、みんな日本に興味があって来たんだそうだ。

世界中で日本は興味を持たれているということになるのだろうな。」

各国と諸国はともに複数の国を表している

各国と諸国というのは意味はそこまで変わりません。

どちらも複数の国を表現したいときに使っていく言葉ですから。

ただ、各国はどういった国を表しているのかが明確なときに使います。

逆に諸国はそういった部分が明確ではない、分からない状況で使っていくのです。

そこに大きな違いがあるので、区別をしていくことは容易でしょう。

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