加圧は「圧力を加えること」。
物理的な圧力のみならず、心理的な圧力を加えるようなシーンで使うことがあるので、そこは覚えておく必要があります。
与圧は「気圧が低い場所において、その場所の気圧を高く設定すること」。
主に航空機などで用いられる技術であり、機内で快適な状況を作り出すために行われるのが与圧と言えるでしょう。
「加圧」の意味
加圧とは、圧力を加えることです。
一般的には物理的な圧力を加えていくシーンで使われる言葉ですが、心理的な圧力を加えるシーンでも使われます。
この場合には、プレッシャーをかけるという言い方をすることもありますけど、加圧という表現も使えなくはないです。
したがって、割といろいろなシーンで使用できるのが加圧という言葉になります。
「与圧」の意味
与圧とは、気圧が低い場所において、その場所の気圧を高く設定することです。
特に航空機の場合には高い場所を飛ぶことになり、気圧が地上とは違うため、正常に呼吸ができない状況になってしまいます。
そういったときに与圧をすることで、気圧を高めて、機内でも酸素マスクなどを使用せずに呼吸ができる状況にしていくのです。
「加圧」と「与圧」の用法や用例
「加圧トレーニングをすると、それだけ身体に対する負荷をかけられるから、効果も大きくなる。
トレーニング中はきついけど、成果が出たときには嬉しいんだよな。」
「航空機では与圧という技術を使っている。
こういった技術が存在しないと、高い場所を飛んでいるときには呼吸がしづらくなるんだ。
与圧は航空機にはなくてはならない存在だね。」
与圧は加圧の一種
加圧と与圧は微妙に説明の仕方が異なりますが、おおまかに言えばほぼ同じ意味の言葉です。
加圧は圧力を加えることですけど、与圧も結局は圧力を加えること、高くする状況を指しています。
ただ、与圧という言葉は一般的には使用される場面が限られているので、加圧ほど見聞きはしないと言えます。
航空機にかかわる場面でしかほぼ使われません。