軽金属は「比重が4より軽い金属のこと」。
「アルミニウム」と言い換えると分かりやすい。
重金属は「比重が4より重い金属のこと」。
「鉄」と言い換えると分かりやすい。
軽金属と重金属の分け方は金属の比重によります。
比重が4以下の軽い金属を「軽金属」重い金属を「重金属」と呼ぶのです。
金属でも「重金属」の一部は体内に蓄積されると害を及ぼすのです。
「軽金属」の代表はアルミニウムです。
「軽金属」は比重が4より軽い金属の総称です。
アルミニウムは2.6989です。
リチウム・ナトリウムなどは1以下の比重です。
「軽金属」はほとんどアルミニウムのことで、軽金属工業はアルミの精錬・生産・加工のことを言います。
アルミ製品は板・棒棒が建材に、箔は食品包装に多く使用されています。
また、合金のアルマイトやジュラルミンとしても使われます。
「重金属」の一部は有毒性があります。
「重金属」は比重が4以上の金属を指します。
代表的な金属は鉄で比重は7.85です。
重い金属では馴染みのもので金19.32・銀10.50・銅8.96・鉛11.35・プラチナ21.45などがあります。
「重金属」が問題になるのはその毒性の強さです。
カドミウム・六価クロム・シアン・無機水銀・有機水銀・鉛・ヒ素・マンガンなどの重金属は製品に広く使われていて、体内に多く取り込まれると中毒になります。
「軽金属・重金属」だけが分類の仕方ではない。
金属は比重で分ける「軽金属・重金属」の他に非鉄金属・鉄鋼・レアメタル・貴金属・卑金属・合金・有色金属などで、比重や色・化学的性質・結晶構造などでも区分けされます。
例えば貴金属はプラチナ・金・銀などを指し、卑金属は生産量の多い鉄や鉛などベースメタルのことを指します。
有色金属は金・銅・合金の真鍮などを指します。
「軽金属」「重金属」とは。
「軽金属」は比重が4以下の金属で特にアルミニウムのことを指すことが多いです。
「重金属」は鉄を含む多くの金属が当てはまりますが、中には毒性の強いものがあります。
カドミウム・有機水銀・ヒ素などは特に毒性が強いものです。
食品にも微量の「重金属」がありますし体内にもある訳で、特定のものを多量に取らなければ心配はありません。