詳細は「細かい事柄、詳しいこと」。
「委細」と言い換えると分かりやすい。
明細は「金銭の細かい説明のこと」。
「内訳」と言い換えると分かりやすい。
「詳細」は「詳しく細かいこと」ですから、ある事柄について概略ではなく、細部に至るまでの説明となります。
「明細」は「明らかで細かいこと」ですから、金銭的なことについて、すべてが明らかになる内容説明のことです。
「詳細」は細かい説明のこと
「詳細」は概略に対峙する言葉で、概略が骨とすれば血や肉のことです。
「詳細を知りたい」「大体分かったから、詳細を詰めましょう」「面接で詳しいことを述べることは募集で委細面談と言う」「まず概略を述べ、次に詳細をお話致します」「詳細を知りたければ、問い合わせて下さい」「詳細ばかりで全体像がつかめない」などと使います。
「明細」は金額の詳細のこと
「明細」と言うと金額がハッキリと分かるものとなります。
何かを行なう場合、まず概算払いをして何かを行いますが、終了時に精算をします。
その際に細かい用途別の金額が分かるものを「明細」と言います。
他にも費用内容が明らかになるもの、何にどれくらいの費用が掛ったかの詳細なども言います。
「明細を出してください」「これでは明細が分かりません」などと使います。
「詳細」は内容、「明細」は金額のこと
「詳細」は物事の内容について使います。
詳しい理由や経緯などのことになります。
「明細」は概算金額や予算額の内容、精算内容、使用内容など細かい金銭のことがハッキリと分かるものになります。
「詳細を話してください」「詳細を詰めましょう」、「明細を計算して作ります」「費用明細を明らかにしてください」などと使います。
「詳細」と「明細」とは
「詳細」は理由や経緯などの詳しい内容のことです。
「明細」は金銭に関する細かい内容のことです。
金銭に関することは不明瞭では困りますから、明らかにしておく必要があるのです。
ですから「明細」と言う言葉になります。
「詳細」は内容なので「詳」の方に重点が置かれ、「明細」は金銭なので「明」の方に重点が置かれた言葉になります。
