火花は「放射状に飛び散る火の粉のこと。」

「線香花火」と言い換えると分かりやすい。

火の粉は「火事や焚火などで舞い上がる火のついた小さな塊のこと」。

「微火玉」と言い換えると分かりやすい。

どちらも微小な火の玉ですが、火花は線を描いて放射状に飛び散るもので、火の粉は火元から舞い上がるものというイメージがあります。

「火花」は花火の様なもの
「火花」は花火が夜空に放射状の花模様を作る様子と同じことです。

他には溶接の火花、線香花火のチッチッと言う火花、金属同士がこすれて出る火花、電気がショートして出る火花、放電やスパークの火花、電車のブレーキ火花、ライターの着火火花、着火器・火打石の火花などがあります。

また「火花を散らすにらみ合い」と言う言葉もあります。

「火の粉」は焚火や火災で生じるもの
「火の粉」は微小な火の塊で、「火花」として飛び散る先にあるもの、または、火元から上昇気流に乗り、舞い上がるものです。

「パチパチと言い火の粉が舞い上がった」「今は降りかかった火の粉を払いよけなければならない時だ」「火の粉は風に乗り遠くに飛び火をした」「お水取りのたいまつの火の粉を浴びると縁起が良い」などと使います。

「火花」は「火の粉」が飛び散ること
「火花」は放射状に火の粉が勢いよく飛び散る現象です。

火の粉の軌跡は線となり目に残ります。

それが花の様に見えることから「火花」と言うのかも知れません。

打ち上げ花火がさく裂すると、中の小さな火薬玉に火が付き火の粉となり爆発的に全方向に飛び出し、花火となるのです。

溶接火花も解けた金属の細かい塊が火の粉となり飛び散るのです。

このように火の粉が飛び散る様子を「火花」と言うのです。

「火花」と「火の粉」

「火花」は「火の粉」が飛び散る様子のことです。

放射状に見えることが多く、さまざまな場所で見ることが出来ます。

例えば「花火・溶接・ブレーキ・ショート・スパーク・ライター」などです。

「火の粉」は勢いよく飛び散るように瞬間的な力をもっているもので「火花」の原因となるものですが、焚火や火災の際にも舞い上がる細かい火の塊のことも言います。

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