有耶無耶は「特定の事実に関して、本当なのか、嘘なのかなど、はっきりしない状況のこと」。
特定の事実が存在するか、しないのかという点でよく分からない状況で使う言葉と言えます。
宙ぶらりんは「どっちつかずの中途半端な状態のこと」。
有耶無耶と同じような意味を含んでいるものの、宙ぶらりんはかなりアバウトな意味なので、いろいろなシーンで使うことができます。
「有耶無耶」の意味
有耶無耶とは、特定の事実に関して、本当なのか、嘘なのかなど、はっきりしない状況のことです。
何らかの事実が存在するように見えるけど、それが本当に存在しているのか分からない、どっちつかずな状況で使う言葉と言えます。
有耶無耶という言葉は割とメジャーであり、多くの人たちが無意識のうちに使っている可能性がある言葉です。
「宙ぶらりん」の意味
宙ぶらりんとは、どっちつかずの中途半端な状態のことです。
2つの立場があったときに、そのどっちに寄ることもできない、なんとも対処しがたい状況で使うことが多いでしょう。
したがって、有耶無耶と言える状況を含んだ言葉と言えます。
宙ぶらりんに関しては、割といろいろな場面で使うことができますから、有耶無耶以上に使用機会は多いでしょう。
「有耶無耶」と「宙ぶらりん」の用法や用例
「先日、会社の飲み会で誰かが上司の悪口を言ったみたいな話があったが、あれはどうなったんだ。
今では有耶無耶な感じになって、みんな忘れているような状況だったけど。」
「両者の意見はどっちも違うことを言っており、お互いに自分の言っていることが正しいという証拠もない。
だから、この問題に関しては完全に宙ぶらりんの状況になっているね。」
有耶無耶と宙ぶらりんはどちらもどっちつかずの状況
有耶無耶と宙ぶらりんについては、どちらもどっちつかずと言える意味になります。
したがって、何が真実なのか分からない、どっちが正しいのか不明と言えるシチュエーションで使用していくのです。
有耶無耶も宙ぶらりんもそれなりの頻度で使う可能性があるので、それぞれの意味に関してはしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。