成績は「特定の人や団体が残した特定の成果としての記録のこと」。

学校やスポーツ、ビジネスなどジャンルを区切って、主に数値化される成果のことを指しています。

実績は「過去に特定の人や団体が残した成果の一覧のこと」。

過去に受賞した賞や打ち立てた記録などを総合して実績と呼び、対象の評価にかかわるものを広く扱う点に特徴があります。

「成績」の意味

成績というのは、特定の人物や団体が残した成果としての記録になりますが、ジャンルごとに細かく区切り、例えば学校の成績、スポーツの成績など、特定の成果としての記録をそれぞれ成績と呼ぶことになります。

だから、人や団体はそれぞれいくつもの成績を持って生きている、生きてきたという言い方ができるということなのです。

「実績」の意味

実績というのは、個別に存在する成績をトータルで評価する際に用いる言葉です。

学校の成績やスポーツの成績、その他受賞した賞など、その人や団体などを評価する際の材料として使えるものに関して、総合的に見たものが実績になるのです。

したがって、実績の中にはその人や団体にかかわるいろいろな成績が含まれていると言えるのです。

「成績」と「実績」の用法や用例

「学校の成績は悪くないが、模試の成績があまりよくないな。

学校では良い点数をとっていても、模試でも良い点数をとれないと希望の学校には受からないぞ。

「あの野球選手はこれまでに数多くの記録を打ち立て、賞も獲得し、紛れもなく一流の野球選手としての実績がある。

この選手に肩を並べられる人はそうはいないだろう。

成績が積み重なって実績になる

実績というのは、その人や団体を評価する際に使うことができる成果の一覧のことであり、その中には個別のいくつもの成績も存在しています。

したがって、成績が積み重なって実績となるのです。

そして、成績という言葉は実績の中の1つ1つの成果のことになりますから、全体と部分という違いが両者の言葉の差になると言えるのです。

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