内戦は「国内で発生した武力衝突のこと」。
衝突の規模がそれなりに大きく、国内への影響が甚大だと思われるようなケースで使う言葉です。
内乱は「国内で発生した騒乱のこと」。
内乱に関しても武力衝突になることがありますが、衝突する一方の側が政府であることが多く、政府と何らかの集団の騒乱という言い方ができるでしょう。
「内戦」の意味
内戦とは、国内で発生した武力衝突のことです。
規模がそれなりに大きい状況であるため、多くの人たちにとって無視できない、影響力が甚大であるケースで使うと言えます。
国内で発生した戦争に近い状況であり、かなり事態が深刻であるケースも含まれます。
内戦が終結するまでにかなり時間を要することもあると言えるでしょう。
「内乱」の意味
内乱とは、国内で発生した騒乱のことです。
そういう意味では、内戦とかなり意味は近いですけど、内乱では戦っている側の一方が政府であるケースが多いです。
したがって、国が明らかにかかわっているだけに、内乱に巻き込まれる、影響される人たちは国内に非常に多くいるでしょう。
内乱が発生した場合には、国民にとって無視できない状況となります。
「内戦」と「内乱」の用法や用例
「あの国で発生した内戦は非常に長引いているな。
武力衝突だけに死者もかなり出ているようだし、深刻な状況になっているようだ。」
「治安が悪い国だと、政府と国民の間で内乱が起きるケースもある。
日本ではそういう光景はまず見られないけど、外国ではそういう状況が日常茶飯事というケースもあるんだ。
世界は広いとしか言いようがない状況だろう。」
内戦と内乱は起きている状況はかなり近い
内戦と内乱は、ともに国内で発生した武力衝突のことです。
そういう意味では、特に意味は変わりません。
しかし、内乱に関しては、戦っている側の一方が政府であることも多いので、かなり事態は深刻と言え、内乱に影響される人たちは数多くいるはずです。
だから、どちらも問題ではありますが、内乱の方がより問題とも評価できるでしょう。