口調は「言葉の調子のこと、言い回しにおける特徴のこと」。

その人の話し方における特徴のような言葉です。

口調が優しい、厳しいなどの言い方をしていきます。

論調は「議論をするときの調子のこと」。

これは話し方の特徴というよりは、論理の導き方の特徴などの意味で使っていくので、そこに違いがあると言えると思われます。

「口調」の意味

口調とは、言葉の調子のこと、言い回しにおける特徴のことです。

その人がどんな話し方をするのかという特徴に関して表す言葉と言えます。

だから、口調については各人によって割と違いがあると言えるでしょう。

でも、特に変わったところがなければ、いちいち口調について言及はしません。

だから、特徴的なケースでしか使わないのです。

「論調」の意味

論調とは、議論をするときの調子のことです。

話し方における特徴というよりは、どういう論理で相手を攻めていくかなどに関する言葉になります。

だから、議論に進め方における各人の特徴と言えるでしょう。

論調に関しては、使える場面は多くないものの、こういう言葉自体は聞いたことがある人がかなりいるのではないかと思われます。

「口調」と「論調」の用法や用例

「あの人の口調はいつも厳しめな気がするんだよな。

元々そういう性格なのかもしれないけど。

だから、あの人と話すときにはいつも疲れるというか、そういう気分になってしまうんだよ。」

「あの人の論調はある意味いつも冷静だよ。

相手の話をしっかりと分析して、穴がないか、矛盾がないかを探し、そこを攻めていくスタイルと言える。」

口調と論調は使用する場面が異なる

口調は日常生活における特定の人の話し方に言及する際に使う言葉ですが、論調は議論をする場面における特定の人の論理の組み立て方、特徴に関して使う言葉になります。

したがって、それぞれの言葉は明らかに使用する場面に違いがあるので、そこで違いを見出すことができるでしょう。

区別できる点はちゃんとあるということです。

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