マネは、本名エドゥワール・マネ、後に印象派となるグループの中心的存在だったフランスの画家です。

代表作品は「草上の昼食」「笛を吹く少年」などです。

モネは本名クロード・モネ、「水連」「印象・日の出」などの絵で有名で、きらきらとした光や水の描写に長けた、印象派を代表する巨匠です。

名前のスペルがManet, Monetと大変似ていて、二人の絵が取り違えて展示された、という事件もありました。

二人は同時期に活躍した印象派の画家で、間違えられることが良くありました。

「マネ」について

本名エドゥワール・マネ(1832-1883)、フランスの画家で「ヨーロッパ近代画家の父」とも呼ばれ、印象派には属していなかったのですが、後に印象派となるグループの画家たちから大変慕われていました。

パリの日常を描くことが多かったのですが、代表作「草上の昼食」「オランピア」は、実在の女性や娼婦をモデルに裸婦像を描いたため、当時大きなスキャンダルとなりました。

しかし、マネは筆触や画面構成などの面で、伝統的手法にとらわれない画風に挑戦し、後世へ大変大きい功績を残しました。

また、日本の浮世絵の手法も取り入れていたと言われています。

「モネ」について

本名クロード・モネ(1840-1926)、フランス生まれの印象派の画家で、代表作「印象・日の出」は印象派発祥のきっかけとなりました。

同時期の画家には、ルノワールやセザンヌがいます。

モネは「光のモネ」と言われるくらい、光の描写にこだわった画家です。

晩年期に手掛けた「睡蓮」の連作は、日本でも大変有名です。

マネのスキャンダラスな絵画

マネは、伝統的なキリスト教をモチーフとした絵画とは一線を画した、一般の女性や娼婦の裸体像を描いたことで、大変な批判を浴びました。

ですが、当時としては珍しい平面的な画面構成や、あえて筆致を残す手法などで、果敢に新しい絵画に挑戦しました。

その功績は大きく、モネをはじめとする後の印象派画家たちに大変慕われ、「近代絵画の父」とも言われています。

「マネ」と「モネ」の違いについて

名前が似ていて、同時期に活躍していて間違えやすい「マネ」と「モネ」ですが、マネの方は、日常画・風俗画を主に描きました。

マネ自身は印象派には属していませんでしたが、後に印象派となる画家たちの間では中心的存在でした。

一方モネは、印象派という名前のもととなった作品「印象・日の出」を描き、きらきらとした光の描写に長けた画家です。

印象派の代表的存在で、「睡蓮」など日本人にもなじみ深い風景画を多く描いた画家です。

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