何気ないは「ちょっとしたこと、特に目的もない状況のこと」。
何かの行為をする際に目的が存在せず、その行為自体がちょっとしたものである際に使われます。
さりげないは「特定の目的を持って行われることに関して、目的がなさそうな雰囲気に見せる状況のこと」。
目的があると言える状況のときに使うのが特徴と言えるでしょう。
「何気ない」の意味
何気ないとは、ちょっとしたこと、特に目的もない状況のことです。
何かの行為をする際にこれといった目的が存在しない、さらに行為それ自体が非常に些細である際に使われます。
したがって、その行為自体はやってもやらなくても変わらないと言えるようなケースが多いです。
何気ないという言葉は些細な状況で使うと覚えておくと良いです。
「さりげない」の意味
さりげないとは、一応の目的があってやっている行為に関して、目的がなくやっているように見せるときに使います。
特定の行為に関して評価する際に使うものの、目的があるのに目的がないように装うケースでしか使えないので、さりげないについては日常的に使用できるシーンはかなり限られると言えるでしょう。
頻繁にはまず使えません。
「何気ない」と「さりげない」の用法や用例
「何気ない感じで散歩をしてみたが、実際にしてみると意外と面白いものだなと思った。
目的もなく、些細な行為をしてみると意外な発見があることを知ったのは朗報だと思う。」
「さりげなく厚意を表してくれる男性って素敵よね。
本当は少なからず意図が存在しているかもしれないけど。
でも、そう見せてくれることが魅力に感じてくるよね。」
何気ないとさりげないは目的の有無の違い
何気ないとさりげないに関しては違いと言える部分は目的の有無です。
何気ないは目的がない状況で、ちょっとした行為を行う際に使います。
しかし、さりげないは目的がないように見せかけて、実は目的があるときに使うので、そこで見分けることができます。
ただ、何気ないと比べて、さりげないに該当するシーンはかなり少ないと言えるはずです。