喜色満面は「顔全体で喜んでいる状況を表現すること」。
嬉しさが顔に明らかに現れている、顔を見れば喜んでいる状況がすぐに分かるといった意味で使っていく言葉です。
有頂天外は「これ以上ないほどに喜ぶこと、何かに夢中になり過ぎて我を忘れてしまうこと」。
どちらの意味でも使っていく言葉になります。
したがって、両方とも覚えておいた方がいいでしょう。
「喜色満面」の意味
喜色満面とは、顔全体で喜んでいる状況を表現することです。
意図的にやっているとは限りませんが、顔全体が喜びに満ちており、そういった気持ちを傍からも感じられるケースで使っていきます。
実際、喜んでいる本人からすれば、喜びを隠すことができないという状況であり、それくらいに嬉しいシーンで使用していく言葉になるので、そこは覚えておくといいです。
「有頂天外」の意味
有頂天外とは、これ以上ないほどに喜ぶこと、何かに夢中になり過ぎて我を忘れてしまうことです。
非常に喜んでいるという意味では、喜色満面にかなり近い意味ではないかと思われますが、顔全体でそういった部分が認識できるとは限りません。
また、夢中になり過ぎて我を忘れるという意味もあるため、有頂天外という言葉はそれなりの特徴があると言えるはずです。
「喜色満面」と「有頂天外」の用法や用例
「あの人は今日ずっと笑いっぱなしだよ。
完全に喜色満面といった状況で、とびっきり嬉しい出来事でもあったんじゃないかと思うんだ。
一体何があったのか気になるよね。」
「私はこれまで有頂天外になったことが1度だけある。
子供の頃にずっと欲しかったゲームを親に買ってもらったときだ。
あのときの感動は今でも覚えているよ。」
喜色満面と有頂天外はどちらも大喜びの意味がある
喜色満面と有頂天外に関しては、ともに大喜びしているという意味で使っていく言葉です。
そういう意味では同じような意味とも解釈できます。
ただ、喜色満面は主に顔にそういった面が表れているときに使うので、その点において有頂天外とはやや違った部分を持っているのです。
したがって、この点についてはちゃんと覚えておいた方がいいです。