下火は「勢いが衰えてしまう状況のこと」。
本来は火の勢いがなくなる状況で使うものの、それ以外のシーンでも使用可能な言葉です。
下り坂は「下っていく坂のこと、盛りを過ぎて衰えていく一方であること」。
一般的には前者の意味ですが、後者の意味で使うシーンも一応あると言えます。
だから、そこも覚えておくといいのではないかと思われます。
「下火」の意味
下火とは、勢いが衰えてしまう状況のことです。
火の勢いがなくなってくるようなシーンで使うのが顕著ではあるものの、それ以外のシーンでも使えなくはないです。
単純に最も勢いが盛んだったころと比べて、明らかに勢いがなくなってきたと思える状況があれば下火と言えるわけです。
したがって、かなり多くの場面で使うことが可能と評価できます。
「下り坂」の意味
下り坂とは、下っていく坂のこと、盛りを過ぎて衰えていく一方であることです。
単純に下っていく坂を表す意味もあり、こちらで使うケースがほとんどだと思われますが、後者の意味も存在しているのです。
今後は衰えていく一方で、盛りの状態に戻ることはないと言えるときに使いますが、そのときには下火とほぼ同じ意味になるでしょう。
「下火」と「下り坂」の用法や用例
「連勝中の勢いは完全に下火になってしまったな。
あのときはすべてがかみ合っていたから、ある意味奇跡とも言える状況だったわけだが。
そういう部分を含めると、今が正常なのかもしれない。」
「陸上選手は30歳を過ぎると、身体能力的に下り坂の人がかなり増える。
意外と全盛期と言える時期は長くないんだよな。
他のスポーツとは大違いだ。」
下火と下り坂は同じような意味を表している
下火と下り坂はどちらも勢いが衰えていると言える場面で使っていく言葉になります。
最も勢いが盛んであった頃と比べて、かなり落ち込んでしまっているケースで使うので、両者の意味はほぼ変わりません。
でも、下り坂は単に下っていく坂に対して使っていく面もあるので、そこに関しては同時に知っておいた方がいいと思われます。