不衛生は「健康を損なう可能性があるほどに清潔感に問題がある状態のこと」。
いろいろなシーンで使うことができますけど、見た目で判断することが多いと言えます。
不摂生は「健康に気を付ける雰囲気が感じられないこと」。
基本的には人間に対して使うことが多い言葉です。
人間の日頃の行動などから、健康に対して気を遣う気配が感じられない様子を否定的に捉えるときに使うと言えるでしょう。
「不衛生」の意味
不衛生とは、健康を損なう可能性があるほどに清潔感に問題がある状態のことです。
人間に対して使うこともありますけど、モノに対して使うこともできます。
例えば、飲食に使うものが不衛生であれば、それは健康を損なう可能性があるわけですから、こういったシーンでも使用することが可能です。
割と多くのシーンで使える言葉と言えます。
「不摂生」の意味
不摂生とは、健康に気を付ける雰囲気が感じられないことです。
基本的には人間に使う言葉と言え、日頃の行動や見た目などにおいて、不健康な側面が観察された際に使うことが多いでしょう。
不摂生な状況を続けた場合、本当に健康に問題が生じる可能性があるので、こういった部分は誰もが気を付けないといけません。
誰にも関係する言葉です。
「不衛生」と「不摂生」の用法や用例
「このお店は全体的に不衛生な気がするんだよな。
客に対してのおもてなしがなっていない気がする。
さすがに出てくる料理そのものは大丈夫だとは思うけど、なんとなく心配だな。」
「不摂生な生活を続けてきたおかげで、健康診断の結果がかなりマズイ。
いろいろな箇所で数値に異常が出ている。
この状態から健康な状態に戻すのはかなり大変だろうな。」
不衛生と不摂生はともに健康に対する懸念
不衛生と不摂生については、ともに健康が関係してくる言葉です。
健康を損なう可能性があるモノや人に対して使います。
したがって、その点では共通と評価できます。
不衛生はモノや人のどちらにも使う可能性がありますけど、不摂生は基本的には人に対して使います。
そういった部分で違いがあるので、そこで見分けていくと良いでしょう。