ファスナーは「衣類についている開閉自在な留め具のこと」。
「ジッパー」と言い換えると分かりやすい。
ジッパーは「衣類についている自由に開閉ができる留め具のこと」。
「ファスナー」と言い換えると分かりやすい。
チャックは「衣類についている開閉が自由にできる留め具のこと」。
「ファスナー」と言い換えると分かり易い。
3つとも同じものと考えて良いのです。
「ファスナー」はしっかり留めるものと言う意味。
「ファスナー」は衣類などに使用する留め具の一つです。
種類は点ファスナー、線ファスナー、面ファスナーに大別されます。
衣類や鞄・靴などに多く使用されているのは線ファスナーです。
2本の線状の務歯と言う歯が交互にかみ合うようにできています。
蝶棒と言う部分を合わせて引手の金具を引き上げることで留めることができるのです。
面ファスナーはテープ止めのことです。
「ジッパー」は商標
「ジッパー」は1921年、アメリカのメーカー・B.F.グードリッチ社がファスナーのことをジッパーと言う商標にて登録したものです。
ジッパーは擬音zipにerをつけてzipperにしたものですが、今では一般的に使われる言葉になっています。
もともとは靴紐のわずらわしさ解消でしたが、従来のボタンに比較してとても早く衣服を留めることができます。
「チャック」は巾着から来た言葉
「チャック」は1927年に尾道で誕生しました。
ファスナーを売り出す際に巾着から「チャック」と言う商品名を考えたということです。
ですから、日本語の商標登録なので海外では通用しません。
「チャック」という響きは良いのですが、今ではファスナーの方が一般化して使われているようです。
ただ年配の人はまだチャックかも知れません。
すべて留め具のことで同じものと考えて良い
「ファスナー」「ジッパー」「チャック」はすべて同じものです。
衣服や鞄・靴などに多用されている線型のものです。
面ファスナーもあり、マジックテープなどで留める形のものになります。
また、エレメント=務歯部分は金属だけでなく、フラスチック製が多くなっています。
ファスナーはフランス語ではフェルメチュール・ア・グリシェール、中国ではラーリェンとなります。