「考え」、「意見」という意味で、所存という言葉は自分の考えや意見という意味を難しく表現した言葉になります。
ビジネスの世界など、大人同士の会話の中では割と使われやすい言葉です。
考えや意見という言葉と比べると、相対的に大人っぽい言い回しという印象を与えることができますが、違いがあるとすればそのくらいです。
「所存」の意味
所存というのは、自分の考えや意見という意味ですから、わざわざ所存という言葉を使う必要性は低いです。
ただ、ビジネスなどの世界では、あえて所存という言葉を使う人たちが多くいますから、その中で所存という言葉を使わないと、言葉遣いが稚拙であるという評価をされてしまう可能性があります。
逆に言えば、使う意味があるとすればそういう評価を避けることくらいなのです。
「所存」の使い方
所存という言葉は、実は謙譲の意味が含まれているのです。
したがって、適した場面というのがあり、それが何らかの謝罪をするときです。
一般的なビジネスなどの会話において所存を使う理由は、周りからの評価を気にするときくらいですけど、謝罪をするときには所存という言葉を使った方が、反省している感が出やすいので適切ということになります。
「所存」の例文
「この度は、私のミスで会社に大きな損害を与えてしまい、非常に申し訳なく思っております。
どうしてミスをしてしまったのか?その原因をきちんと解明して、2度と起きないように対策を万全の状態で練っていきたいという所存であります。
これから誠心誠意を尽くして、会社に少しでも貢献できるように、日々努力をすることを怠らないという点に集中をしていきます。」
所存という言葉は普通の会話では使わない
所存という言葉は非常に難しい言い回しであり、一般的な会話では使いませんし、知り合い同士の何気ない会話の中で使うと、逆に不自然な状況になります。
したがって、会社内など、ビジネスの場において使うのが自然と言え、使う場面はきちんと選んでいく必要性があるので、そこは注意点として頭に入れていく必要があると言えます。