有機溶剤は「水では溶けないものを溶かす有機化合物で作られた溶剤のこと」。
「トルエン」と言い換えると分かりやすい。
無機溶剤は「水や無機化合物で作られた溶剤のこと」。
「水性塗料」と言い換えると分かりやすい。
「有機溶剤」は油脂などの物を溶かす働きがあるものを言い、例えばアルコールやシンナー、トルエンなどのことを言います。
「有機溶剤」は有機物を含む溶剤のこと
「有機溶剤」は有機物から作られる油を溶かす働きがあるものを言います、「有機物」とは、生物由来のもので炭素や水素を含む物質のことです。
第一種有機溶剤はクロロホルムなど有害性が高いもの、第二種はアセトン、エチルアルコール、トルエンなど第一種以外の単体物を言います。
ガソリンは混合物なので第三種となります。
「無機溶剤」は無機物から作られるもの
「無機溶剤」は「無機物」から作られる「溶剤」のことです。
「無機物」とは鉱物由来のもので、「有機物」ではないものを言います。
水は代表的な「無機溶剤」のことで、「親水性」のものは「無機溶剤」です。
塗装や印刷の分野では「有機溶剤」を使わない害の少ない「水性ペンキ、水性インキ」などが使われるようになっています。
「溶剤」の多くは「有機溶剤」
「溶剤」は油を溶かす「有機溶剤」が多く、アルコールやシンナー、アセトンなどのことで揮発性や引火性が強く、洗浄剤やインク、塗料などを薄めるものです。
「炭化水素」由来の「有機溶剤」は「トルエン」が有名です。
「アルコール」由来では「メタノール、エタノール」など、「エステル」由来では「酢酸エチル」、ケトン」由来では「アセトン」があります。
「有機溶剤」と「無機溶剤」とは
「溶剤」の多くは「有機溶剤」であり、「有機物」由来の「溶剤」となります。
「炭化水素、アルコール、エステル、ケトン」由来などに分類され、「トルエン、メタノール、酢酸エチル、アセトン」などが代表的なものです。
「無機溶剤」は「無機物」由来のもので代表的なものは「水」になります。
「親水性、水性」などが付くものに使われます。