茶・サは「茶の唐音のこと」。

「茶道」と言い換えると分かりやすい。

茶・チャは「茶の慣用音のこと」。

「茶筒」と言い換えると分かりやすい。

「茶」と言う漢字は音読みしかありません。

呉音は「ジャ」、漢音は「タ」、唐音が「サ」、慣用音が「チャ」と読みます。

普通に使われる呉音や漢音は全く使われていません。

「唐音」の「サ」、慣用音の「チャ」が使われていると言う特殊な漢字となります。

「茶・サ」は唐音の発音

「茶・サ」は唐音の発音です。

「唐音」は呉音や漢音とは別に禅宗などと共に流入した音で、「宋唐音」とも言われます。

「茶道・サドウ」は古くからある言葉ですが、流派によっては「チャドウ」と言う場合があります。

「茶道・サドウ」、「喫茶店・キッサテン」、「茶房・サボウ」、「山茶花・サザンカ」「日常茶飯事・ニチジョウサハンジ」などの言葉があります。

「茶・チャ」は慣用音の発音

「茶・チャ」は慣用音の発音になります。

「チャ」は最も多く使用されている音で、「茶色、緑茶、煎茶、抹茶、茶筅(チャセン)、紅茶、番茶、茶室、茶箪笥(チャダンス)、茶坊主、茶瓶(チャビン)、茶席、茶漉し(チャこし)、お茶目(おチャめ)、茶化す(チャカす)、茶匙(チャサジ)、茶道(チャドウ)」などの言葉があります。

「茶道・さどう」と「茶道・チャドウ」とは

「茶道」は現代においては「サドウ」と読むのが一般的となっていますが、江戸など昔は「チャドウ」と言われていたとされます。

今でも「チャドウ」を使うのは「裏千家」となるそうです。

因みに「表千家」は「サドウまたはチャドウ」を使い、「武者小路千家」は主に「茶の湯」を使うそうです。

「茶道」はやはり「サドウ」がしっくりきそうです。

「茶・サ」と「茶・チャ」とは

「茶・サ」は唐音読みの発音のことです。

呉音は「ジャ」、漢音は「タ」と読みますが、全く使われていません。

「茶道・サドウ」、「喫茶店・キッサテン」、「茶房・サボウ」、「山茶花・サザンカ」「日常茶飯事・ニチジョウサハンジ」と使います。

「茶・チャ」は慣用音の発音になり、最も多く使われているものです。

「茶」の訓読みはありません。

「茶色、緑茶、煎茶、抹茶、紅茶、番茶、茶室、茶箪笥(チャダンス)、茶瓶(チャビン)、茶席、茶道(チャドウ)」などと使います。

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