「未定」は、まだ決まっていないことです。

英語では「subject undecided」「title undecided」で表されます。

「結婚式の日取りは未定だ」は「The date of their wedding has not yet been fixed. 」「The date of their wedding has not yet been decided. 」です。

「未定の問題」は「a pending question」です。

「予定」は、行事や行動をあらかじめ決めることです。

英語では「a plan」「an estimate」で表されます。

「計画」という意味の場合「 plan」を使います。

「見積もる」という意味の場合「 estimate」です。

「来週の予定は?」は「What is your schedule for next week? 」「What are your plans for next week? 」です。

「未定」の意味

「未定」は、まだ決まっていないことです。

反対語は「既定」です。

以下のように使います。

旅行の行き先は未定です 明日の予定は未定です 日時未定 スケジュール未定 

☆pending
形容詞の意味は「未解決の・未定の」「懸案の・係争中の」「起ころうとしている」です。

「係争中の訴訟」は「a pending case」です。

「その問題は未解決だ」は「The issue is still pending. 」です。

「予定」の意味

「予定」は、行事や行動をあらかじめ決めることです。

前もって見込みをつけることです。

また、その見込みや決められたことを指します。

以下のように使います。

予定をたてる 予定を組む 新年度施行を予定する 午後は予定がある 予定稿 予定調和 予定納税 予定日

☆予定調和
『哲学に於いて、相互に無縁でおのおのの独立の世界をなす各「モナド(心身の両者)」が、交互作用の関係にあるかのような状態を示す理由は、あらかじめ神によって
各「モナド(心身の両者)」間に調和が生ずるように定められているからである』とするライプニッツの説です。

未・予の漢字

「未」
字義は「いまだ」「いまだ~ず」「いなや・どうであろうか」「ひつじ・十二支の第八位」です。

解字では象形です。

「木に若い枝が伸びた形」にかたどり「若い・まだ小さい」を表します。

借りて、否定の助字にも用います。

また、十二支の第八位「ひつじ」を表します。

「予」
字義は「大きい象の名前」「あらかじめ・まえもって」「たのしむ」「おこたる・なまける」「よろこぶ」「ためらう」「あずかる」「易の卦(か)の名」
「古代中国の九州の一つ」です。

旧字は「豫」です。

解字では、「象+予」で構成されます。

「予」の部分は「心身ともに伸びやかになる」を表します。

「象」はおっとりした動物のゾウの象形です。

これにより「伸びやかに楽しむ」を意味します。

転じて、「ゆとりをもらって備える」「あらかじめ」を意味します。

「未定」は まだ決まっていないこと、「予定」は 行事や行動をあらかじめ決めることです。

「確定」「既定」「本決まり」「内定」「所定」「暫定」「未定」「予定」は、類語です。

共通する意味は「物事が決定すること」です。

「未定」は、まだ決まっていないことです。

「予定」は、前もって決めておくことをいいます。

☆キリスト教の「予定」
「神は救うべき者を永遠の昔から選んである」というキリスト教の教理です。

『ローマ人への手紙』のパウロの言葉に準拠しています。

この「予定」の根拠を争点として3つの立場に大別されています。

例えば、半ペラギウス派では、「神は人間の功徳を予見し救いを予定する」と主張しました。

その他に、半ペラギウス派に反対するカルバン派、第三の解釈をする「トラスらの論」があります。

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