「ダミー」と「フェイク」の違い・意味と使い方・由来や例文

ダミーは「人を騙す目的などで作られた、本物そっくりの偽物のこと」。

要するに偽物になるわけですが、誰かを騙す目的によって作成されたものを指します。

フェイクは「偽物、模造品のこと」。

こちらも結局は偽物ではありますけど、騙す目的などの部分は意味には含まれていません。

しかし、そういう目的があるケースも存在します。

「ダミー」の意味

ダミーとは、人を騙す目的などで作られた、本物そっくりの偽物のことです。

偽物を表す言葉はいくつかありますけど、ダミーに関しては誰かを騙すという目的があります。

したがって、そういう目的のために作られた存在に対して使っていくのです。

でも、本物そっくりという点は大きなポイントになりますから、そこについても覚えておきましょう。

フェイクとは、偽物、模造品のことです。

こちらも偽物という意味ではありますけど、人を騙すために作られたものという前提はありません。

したがって、その点においてダミーとはやや異なる意味であると評価できるのです。

フェイクの場合には、単なる偽物という意味を表すときに使われることが多いため、そこは覚えておく必要があります。

「この人形は完全なダミーだ。

これをおとりにして犯人をおびき出し、襲い掛かったところで俺たちが逮捕する。

それが今回の作戦だ。

気を引き締めていかないといけないぞ。」

「かなり細かく作ってあるけど、これはよく見るとフェイクだな。

つまり、本物ではないということだ。

ここまで精巧に作られているとなると、間違うのは無理もない。」

ダミーとフェイクはともに偽物という意味で使っていきます。

したがって、意味の違いはあまりありません。

しかし、ダミーについては特定の人間を騙すために作られたものに対して使っていきます。

そういう目的が存在している状況なので、そこに関して特に知っておく必要があると言えます。

どちらもかなり有名な表現になるのです。