所収は「何らかの作品が特定の書物やシリーズの中に収められていること」。
文学作品などに対して使用するケースが多いので、そういった部分はポイントになると言えます。
収録は「書物などに載せること、録音や録画をすること」。
前者の意味については、所収に似ていると言えます。
でも、後者の意味もあるので、そこは知っておいてほしいです。
「所収」の意味
所収とは、何らかの作品が特定の書物やシリーズの中に収められていることです。
こういうケースは割とありますから、使うことができるシーンは多くあるはずです。
でも、所収という言い方はそんなにメジャーではありません。
こういう言葉を知っている人はあまり多くないと思われます。
だから、自分で使う機会も少ないと思われます。
「収録」の意味
収録とは、書物などに載せること、録音や録画をすることです。
前者の意味は所収に近いと思われます。
でも、後者の意味でも使うことができます。
収録の場合には、後者の意味で使用されるケースが多いでしょう。
また、知名度においては収録の方が高いと言えます。
だから、所収と比べて違いと言える箇所はきちんとあると言えるでしょう。
「所収」と「収録」の用法や用例
「このシリーズに関しては、多くの作品が所収されている。
ここに収められている作品はどれも有名なものばかりで、多くが知っていると言えるのではないか。」
「この小説はあの雑誌に収録されている。
したがって、それを買うことで、読むことができるだろう。
それなりに興味があるのであれば、読んでみてもいいかもしれないな。」
所収と収録は知名度に差がある
所収と収録は意味は似ている部分もあります。
完全に同じではないものの、似ていると言える箇所はきちんと存在しているのです。
でも、これらの表現は知名度は割と違いがあると言えるでしょう。
収録はかなり有名な言い方になるものの、所収という言い方はメジャーとは言えません。
そういう箇所で違いを認識することができるはずです。