倒幕は「幕府を倒すこと」。
基本的には歴史において使われる表現であり、現代ではあまり見聞きしません。
したがって、使うことができる場面はやや限定的です。
倒閣は「内閣を倒すこと」。
現内閣に反対の姿勢の与党の派閥や野党が現内閣を倒すために、何らかの行動をとるという意味の言葉になります。
そんなに有名な言い方ではないです。
「倒幕」の意味
倒幕とは、幕府を倒すことです。
幕府において使う言葉になるので、現代ではほぼ使用しない言葉であると評価できるはずです。
ただ、日本史の勉強などをしているときには、教科書などで割と見る表現である可能性もあります。
したがって、学生などであれば、それなりに馴染みを感じられるのではないかと思われる状況になるでしょう。
「倒閣」の意味
倒閣とは、内閣を倒すことです。
現在の内閣を倒すと目論んでいる人たちが使う言葉になるでしょう。
基本的には野党がそういった行動をとっていますが、与党であっても、現状の内閣の姿勢に反対の派閥であれば、同じように行動することもあります。
現代でも使用できる言葉ですが、あまり使われない印象と評価できると思われます。
「倒幕」と「倒閣」の用法や用例
「江戸時代には倒幕が企てられ、最終的には国内は戦乱の状況となった。
その結果として、新しい時代が幕を開けたと言える。
そういう部分は歴史の勉強で習うはずだ。」
「倒閣に関しては、多くの野党が考えているはずだ。
しかし、与党の中にもそういったことを狙っている勢力は考えられる。
味方の中にも敵がいるかもしれないわけだ。」
倒幕と倒閣は使用する場面に違いがある
倒幕と倒閣については表現は似ているものの、意味は同じではないでしょう。
それぞれ対象とするものが幕府、内閣と違っています。
知名度に関しては幕府の方が高いですけど、現代でも使いやすいのは倒閣になるでしょう。
したがって、そういう部分は一応のポイントになりますから、しっかりと頭に入れておいた方がいいと思われます。
