謝らないは「自分は悪いことをしていないと思って頭を下げないこと」。
「正しい」と言い換えると分かりやすい。
悪くないは「自分は正しいと確信していること」。
「無実」と言い換えると分かりやすい。
「謝らない」のは、自分は「悪くない」と思っているからです。
例えば誤解により謝らなければならない状況になっても、自分に後ろめたさが無ければ「謝らない」のです。
「謝らない」は頭を下げないこと
世の中は仕事をしていれば、謝らなければならないことは沢山あります。
しかし、何かの誤解により、相手が謝罪を要求してくることも考えられます。
その場合は、丁寧に説明をして、誤解を解きますがそれまでは「謝らない」ことが多いのです。
頭は簡単には下げません。
自分に何らかの落ち度が有れば、その範囲内での謝罪はするべきですが、それがまた、誤解を生むことにもなりかねません。
日本人は簡単に謝る習性がありますから注意が必要です。
「悪くない」は「謝らない」根拠
「悪くない」と本当に自分で思っているのなら「謝らない」で済ます。
それが「謝らない」根拠となるからです。
「悪くない」と「謝らない」は因果関係にある訳です。
よく外国人は自分が悪いのに「謝らない」人がいるそうですが、因果関係を考えれば「悪い」と認めれば「謝る」となりますから、簡単には落ち度を認めないのかも知れません。
日本人は簡単に「すみません」と言いますが、「悪くない」のに「悪い」と受け取られてしまいます。
「悪くない」から「謝らない」は個人の場合
「悪くない」から「謝らない」と言うことは、個人的に自分に落ち度はない場合に限ります。
しかし、立場上、責任があれば謝る必要があります。
それでも心からと言うわけにはいきません。
立場上の謝罪を良く報道で見ますが、彼らは心からの謝罪はしていないはずです。
「自分個人は悪くないのに立場上仕方がない」と思っているのです。
「悪くない」のに「謝る」と言うことになります。
「悪くない」と「謝らない」とは
「悪くない」と「謝らない」は原因と結果と言う因果関係にあるものです。
「悪ければ謝る」のが常識ですが、誤解が有れば釈明をします。
それでもダメな場合は「謝らない」のです。
それは「悪くない」からです。
「悪くない」から「謝らない」となるのです。
国際関係でも「悪くない」のに「謝れ」と言われることがありますが、無視するより仕方がありません。