俳優は「テレビドラマ、映画、舞台などで演技をする人のこと」。
芸能人というジャンルに括られることもあり、メディアを通じて仕事をする機会が多いです。
役者は「演技を仕事にしている人全般のこと」。
役者に関しては、テレビドラマや映画、舞台などの他に能や歌舞伎などで演技をする人たちも含まれているので、より範囲が広いということが言えます。
「俳優」の意味
俳優というのは、テレビドラマ、映画、舞台といったケースで演技をする人たちのことを指しています。
したがって、一般的には芸能人という扱いを受けるような人たちということになります。
メディアに露出するような仕事が多いので、テレビドラマや映画に出演している俳優の知名度は全体的にかなり高く、有名な人も多く含まれているということになるのです。
「役者」の意味
役者というのは、演技をする人たち全般ということで、俳優の定義と重なっている部分があるということになります。
しかし、それに加えて能や歌舞伎などの伝統芸能の演じ手も担うので、範囲がより広くなります。
したがって、役者は俳優よりも含まれる範囲が広いということになりますから、よりいろいろなケースで使える言葉なのです。
「俳優」と「役者」の用法や用例
「この俳優は最近いろいろなドラマで見るな。
かなり人気なんだろう。
確かに顔は格好いいし、ファンが増えそうな見た目をしているな。
これからもっと売れるのだろう。
」
「あの歌舞伎役者がついに結婚するらしいな。
前からそういう噂はあったけど、噂は本当だったのか。
歌舞伎は独特の世界だから、そういった世界に合う女性がいたんだろうな。
」
俳優と役者は範囲の広さの違い
俳優も役者もどちらも演技をすることを仕事にしている人たち、その職業のことを指しています。
したがって、同じような意味合いの言葉と言えます。
しかし、含まれる範囲が異なっており、俳優よりも役者の方がより多くの面で使われる言葉と言えます。
役者は能や歌舞伎などの演技もすることになりますから、その部分で違いがあるのです。
