「挫折」と「落魄」の違い・意味と使い方・由来や例文

挫折は「特定の目的を達成するために行ってきた行動そのものが無駄になること、心折れて途中で投げ出すこと」。

今までの頑張りを無駄にしてしまうような心理状態になっているケースで使います。

挫折を一切経験していない人の方が少ないと言えるでしょう。

落魄は「落ちぶれること、惨めになること」惨めな感覚が芽生えてくるという意味では、挫折に近いような状況があるでしょう。

挫折は本来は諦めたくないことに関して、諦めざるを得ない状況になるため、惨めな雰囲気がどうしても存在するはずですから、そこで落魄と共通しています。

「挫折」の意味

挫折とは、特定の目的を達成するために行ってきた行動そのものが無駄になること、心折れて途中で投げ出すことです。

これまでやってきたことを無駄にしてしまうような精神状態になり、結果的に諦めてしまう状況を指しています。

挫折に関しては、多くの人たちにとってそこそこ身近な存在であり、経験したことがある人も多いでしょう。

落魄とは、落ちぶれること、惨めになることです。

漠然としていますが、落魄に関しても同様の経験をしている人は多くいると思われます。

惨めな状況になるということで、そこは挫折と似ている面とも言えるでしょう。

しかし、挫折と違って、落魄に関しては言葉が難しく、そもそも知らない人も多くいるでしょうから、見聞きするシーンは多くありません。

「これまで一生懸命勉強をしてきたけど、学力の底上げにも限界が見え始めた。

したがって、第一志望を変更せざるを得ないだろう。

ここまできて挫折とは、非常に辛い状況だ。」

「この選手は全盛期と比べるとかなり落魄したように見える。

年齢を重ねたということもあるのだろうが、以前のような輝いていた頃の面影はほとんど見られない。」

挫折と落魄に関しては、ともに惨めとも言える状況を表す言葉であり、その点で共通しているでしょう。

それぞれの言葉の意味に合致する経験をしている人もそれなりに多くいると思われます。

ただ、挫折はメジャーですが、落魄は言葉がマイナーなため、日常生活で使っている人はほとんどいないでしょうから、そこで違いを認識できます。