贔屓は「ある人や物を他のものや人より大切に扱うこと」。

「愛顧」と言い換えると分かりやすい。

愛顧は「あるものや人などを大切な扱うこと」。

「贔屓」と言い換えると分かりやすい。

「贔屓」はスポーツや芸能界の世界で良く使われます。

「愛顧」は商売の世界において、得意先を大切にする意味で日常の挨拶や文面に使われる言葉です。

「贔屓」の語源は「ひき」と言う空想の動物のことです。

「贔屓」は中国の伝説に出てくる柱の下にいて柱の重さを支えている、カメに似た空想上の動物のことです。

転じて「自分が気に染まった者や人を大切にすることや思うこと」の意味になりました。

用例として「これからも御贔屓にお願いします」「贔屓筋はあの金持ちだ」「エコ贔屓ばかりするな」「判官贔屓」「贔屓の引き倒し」などがあります。

「愛顧」は商売用語です。

「愛顧」は商売で使われる言葉となり、「御愛顧のほどよろしくお願い申し上げます」「今後ともご愛顧賜りますようよろしくお願いいたします」などと使います。

「愛顧」は贔屓すると同じで、引き立てる意味があります。

口頭でも挨拶文でもよく使います。

ですから、引き立てて欲しいという、下手の立場からの言葉になるのです。

「贔屓」は個人的、「愛顧」は社会的な言葉です。

「贔屓」は個人が経済的に肩入れすることや、熱狂的なファンになることや、個人的にエコ贔屓することなどを言いますが、「愛顧」は会社や団体など社会的存在を引き立てて欲しいと使う言葉になります。

「ですから、「私はあのグループを贔屓している」「美人ばかりエコ贔屓すると顰蹙を買う「ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。」

などと使うのです。

「贔屓」も「愛顧」も引き立ててもらう言葉です。

「贔屓」は自分が取り立てる立場、「愛顧」は自分が取り立ててもらう立場の場合に使います。

相撲の世界は昔から「贔屓筋」がいて良い意味で使うのですが、「エコ贔屓」「贔屓の引き倒し」などは悪い意味で使います。

「贔屓の引き倒し」は贔屓するあまり周りの顰蹙を買い自分が不利になることですが、経済を優先する考えが疫病を蔓延させる結果を招き、経済が破綻することも例えとして使います。

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