普通紙は「木材出てきている紙のこと」。

「パルプ」と言い換えると分かりやすい。

合成紙は「石油由来で出来ている紙のこと」。

「プラ」と言い換えると分かりやすい。

「普通紙」も「合成紙」も見た目には区別がつかないほど似ています。

印刷適正は「合成紙」の方がフイルムに近いため、発色が良いとされます。

「合成紙」は「ユポ」と言う商品名で製造されています。

「普通紙」はパルプから作られる紙

「普通紙」は紙の大半を占めるもので、木材由来のパルプから抄造されています。

紙は古代中国で発明されたとされています。

日本では和紙が造られコウゾやミツマタ、ガンピなどの繊維を細かくして接着剤と共に漉いて作られます。

洋紙は機械で漉いて作られます。

原料は木材由来のパルプです。

普通紙とコート紙がありコート紙はコート剤を塗布した紙のことで、印刷適正が良いとされます。

「合成紙」は石油由来の製品

「合成紙」はプラスチックフィルムの強靭さと耐水性を持ち、普通紙の不透明性や印刷適正を兼ね備えていると言う、紙とフイルムの良いところを取った製品になります。

原料は合成樹脂で、溶解してノズル噴射し、繊維状の物を熱圧着して造られます。

「ユポ」と言う商品名で発売がされています。

広い意味での紙の範疇に入るものです。

ちなみにフイルムはグラビア印刷が可能ですが、白の下塗りが無いと発色が悪くなります。

「ポスター」に適している紙と合成紙

「ポスター」にはコート紙やミラーコート紙などの光沢紙や、マット紙などが適していますが、屋外に掲示する場合は耐水性が無くてはなりません。

その点、「合成紙」は強度も耐水性もあるもので、なおかつ印刷適正も優れています。

「合成紙」は耐水性が求められる地図や選挙ポスター、ステッカー、POPなどにも利用されています。

「普通紙」と「合成紙」とは

「普通紙」は抄造したままの紙のことで表面加工を施していないコピー紙などが該当します。

木材繊維のパルプを原料としています。

紙は普通紙の外、コート紙、マット紙、エンボス加工をした紙など様々なものがあります。

「合成紙」は商品名「ユポ」として知られ、石油由来の紙のようなものです。

フイルムと紙の利点を兼ね備えているもので、特に耐水性と強靭性は紙に無いものです。

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