「右腕」は、最も信頼し、頼りにする部下です。
英語では「one’s right hand」「the right arm 」で表されます。
「彼は首相の右腕だ」は「He is the Prime Minister’s the right arm. 」です。
「懐刀」は、秘密の計画などにあずかる部下です。
英語では「a dagger」「one’s right-hand man」で表されます。
「短刀」という意味の場合「a dagger」を使います。
「腹心の部下」という意味の場合「one’s right-hand man」です。
「腹心」は、どんな秘密でも打ち明けて相談することができる者を指します。
英語では「the bottom of one’s heart」「the innermost recesses of one’s heart」「one’s confidant」「one’s confidante」で表されます。
「心の奥底」という意味の場合「the bottom of one’s heart」「the innermost recesses of one’s heart」です。
「信頼している人」という意味の場合「one’s confidant」「one’s confidante(女性)」を使います。
「社長の腹心」は「the president’s confidant( confidante・女性)」です。
「右腕」の意味
「右腕」は、以下のような意味です。
①右の腕です。
②一番信頼する有力な部下です。
以下のように使います。
部長の右腕となって働く 社長の右腕となって活躍する
<腕>
「うで」「かいな」と読みます。
人間の肩から手首までの部分です。
英語では「the arm」です。
「腕」を「うで」と表す場合、身体の部位から転じて、「腕によりをかける」「腕を振るう」のように、腕前・技量を表す場合があります。
「かいな」は、「腕・うで」の古語です。
相撲では「かいなひねり」「かいなを返す」などと使います。
「懐刀」の意味
「懐刀」は、以下のような意味です。
①懐に持つ小さな守り刀のことです。
「懐剣」と同じ意味です。
②転じて、秘密の計画などにあずかる近臣、または部下を指します。
腹心の部下のことです。
以下のように使います。
彼は社長の懐刀だ 大臣の懐刀として活躍する
<懐剣と守り刀>
「懐剣」は、昔女性が懐に入れて持ち歩いた護身用の短刀です。
「守り刀」は、護身用として身につける短刀です。
「守り刀を帯の間に忍ばせる」のように使います。
「腹心」の意味
「腹心」は、以下のような意味です。
①「腹」と「胸」のことです。
②心の奥底をいいます。
また、考えの底を意味します。
③どんな秘密でも打ち明けて相談することができる者を指します。
心から信頼できる者です。
以下のように使います。
腹心の部下 彼は社長の腹心だ 腹心の疾
<関連語>
「手足」は、その人の思い通りによく働く人を指します。
「手足となって働く」のように使います
「右腕」は 最も信頼し頼りにする部下、「懐刀」は 秘密の計画などにあずかる部下、「腹心」は どんな秘密でも打ち明けて相談することができる者を指します。
「右腕」「懐刀」「腹心」は、類語です。
「手足」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「最も頼みとする部下」です。
「右腕」は、ある人が最も信頼している有能な部下をいいます。
右腕が、ふつう利き腕であるところからきた言葉です。
「懐刀」は、智謀にたけ秘密の相談や計画などにあずかる信頼のおける部下や側近をいいます。
「懐の中に持っている守り刀」という意味です。
「腹心」は、深く信頼して、どんな秘密でも打ち明けることができる人をいいます。