「続けざま」は、同じ物事が続けて起こるさまです。
英語では「successively」で表されます。
「同じ通りで続けざまに事故が起きた」は「Accidents occurred succession on the same street.」「Accidents occurred one after another on the same street.」です。
「立て続け」は、同じ事や似たようなことが続けて行われることです。
英語では以下のように表されます。
「立て続けに泊り客があった」は「We had one visitor after another coming to stay with us.」です。
「立て続けの質問につかれた」は「The endless string of questions wore me out.」です。
「引き続き」は、あることがすんだあと、それに続いて起こることです。
英語では「continuously」「continually」「one after another」で表されます。
「絶え間なく」という意味の場合「continuously」で表されます。
「短い間隔をおいて連続して」という意味の場合「continually」です。
「続々と」という意味の場合「one after another」です。
「展覧会は今月末まで引き続き開催中」は「The exhibition will remain open till the end of this month.」「The exhibition will continue till the end of this month.」です。
「続けざま」の意味
「続けざま」は、同じ動作が引き続いて止まらないさまです。
同じ物事が続けて起こるさまです。
連続するさまです。
以下のように使います。
踏切事故が続けざまに起こった 続けざまに何本も電話がかかってきた
続けざまに打つ ボクサーは続けざまにパンチを浴びた
【続の漢字】
字義は「つづく」「つづける」「継ぐ」「つづき」です。
解字では、「糸＋売（賣）」で構成されます。
「賣」の部分は「属」に通じ、「つづく」を表します。
「糸」がつづくさまから「継ぐ・つづく」を意味します。
「立て続け」の意味
「立て続け」は、続けざまにするさまです。
同じ事や似たようなことが続けて行われることです。
以下のように使います。
父と母が立て続けに入院した 立て続けに来客がある 立て続けに質問された
【string】
原義は「ひも」です。
「一続きの」を表す場合「a string of」です。
「一連の真珠」は「a string of pearls」です。
「田舎町や村が連なる地域」は「a rustic string of towns and villages 」です。
「引き続き」の意味
「引き続き」は、「すぐそれに続いて」という意味です。
あることがすんだあと、それに続いて起こることです。
また、間を置かずに続けざまにすることです。
以下のように使います。
定年後も引き続き嘱託で働く 引き続きご愛顧願います
結婚しても引き続きここに住むつもり 式典の後、引き続き懇親会をします
continue
原義は「共に」「保つ」です。
「保つ」から派生して「連続している」という意味となり、さらに「続く」となりました。
自動詞では、「続く」「続いている」という意味です。
「仕事を続ける」は「continue with one’s work」です。
他動詞では「～を続ける」という意味です。
「doing 」を用いる場合「前から続いていたことを引き続き行うこと」を意味します。
「to do」を用いる場合「いったん止めて再び始めること」を意味します。
「彼は壁にペンキを塗り続けた」は「He continued painting the wall.」「He continued to paint the wall.」です。
「続けざま」は 同じ物事が続けて起こるさま、「立て続け」は 同じ事や似たようなことが続けて行われること、「引き続き」は、 あることがすんだあとそれに続いて起こることです。
「続けざま」「立て続け」「引き続き」は、類語です。
共通する意味は「続いて事が起こること、事をすること」です。
「続けざま」「立て続け」は、時間的に接近してすぐ次の事が起こる場合に使われます。
続けて同じ動作をする場合、二つの語の意味は共通していますが、「立て続け」のほうがより接近して起こったり行われたりすることを意味します。
「引き続き」は、時間的にはそれほど近くなくても、前の事と関連のあることや同じことが続いて起こる場合に使います。
