雄は「オスまたは男性のこと」。

「男性」と言い換えると分かりやすい。

雌は「メスまたは女性のこと」。

「女性」と言い換えると分かりやすい。

雌雄は普通人間以外の動物に使いますが、「雄」は名前や「男」という意味でも使われています。

「雌」は動物のみに使います。

「雌と雄」は漢字の形が似ている字です。

語源としても興味ある字です。

「雄」はオス鳥のこと

「雄」の語原は「羽を広げた鳥」のことで「オス鳥」のことを意味していました。

「雄」の左側が「肘を広げる」意、右の「おおとり」は「鳥」のことです。

「尾の短い鳥」の形の象形文字という説もあります。

「雄」は男子の名前に多用されてきた歴史を持ちます。

「英雄、雄姿、雄叫び、雌雄を分ける」などと男らしい意味でも使われます。

「雌」は動物のメスのこと

「雌」の左側は「立ち止まる姿と老いた女性」を表した象形文字に右側の「おおとり」が付いた字です。

動物のメスを表す漢字になっていますから、「雄」の「男らしさ」のように「女らしさ」とは使いません。

「雌蕊・めしべ」「雌鶏・めんどり」「雌雄(しゆう)を決する」などと使いますが、雌の馬のことは「雌馬」とは言わず「牡馬・ぼば」に対して「牝馬・ひんば」と言います。

「雄」と「雌」を使う場合

「雄」「雌」は「雌雄」と使い、「オス・メス」のことです。

「雄蕊・雌蕊」「雄鶏・雌鶏」「雄牛・雌牛」「雄花・雌花」「雄型・雌型」「雄鳥・雌鳥「雄株・雌株」など対で使われることが多く、他にも「雌雄同体」「雌阿寒岳」などと使います。

また、「雄」はメジャーな意味で「英雄」「雄姿」「雄大」「雄弁」などとも使われます。

「雄」と「雌」とは

「雄」「雌」の漢字は似通っていると言えます。

どちらも「トリ」を表した象形文字が語源としてあります。

「雄」は「お・ゆう・オス」などと読み、「雌」は「雌・し・メス」などと読みます。

「雄雌」は対の言葉で使われることが多く、「雄蕊・雌蕊」「雄鶏・雌鶏」「雄株・雌株」などと使われます。

「雄」の方は「英雄・雄姿・雄叫び」など男らしさを表す言葉にも使われます。

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