「墨守成規」と「旧套墨守」の違い・意味と使い方・由来や例文

墨守成規は「従来の旧弊なしきたりや習慣などを改めようとせずに、頑なに維持しようとすること」。

それが非合理的であったり、明らかに古いとしても改めようとする意思が全く見えない時に使っていくのです。

旧套墨守は「昔からの古い方法や慣習などを今でも固く守り続けること」。

伝統と言えるものを維持することに躍起になっているようなケースで使っていく言葉です。

「墨守成規」の意味

墨守成規とは、従来の旧弊なしきたりや習慣などを改めようとせずに、頑なに維持しようとすることです。

本当は改めたり、廃止した方が望ましいと思われる状況であっても、あえてそのままにしているような光景に対して使用していきます。

意味からすれば、使用できるシーンは割とありそうですけど、言葉自体があまり有名ではないので、実際に使われる機会はそこまで多くないと思われます。

旧套墨守とは、昔からの古い方法や慣習などを今でも固く守り続けることです。

本当は変えた方がいいと思われるものまで含めて、現在でも同じような状況を維持しているという意味になります。

だから、墨守成規と大差はありません。

ほぼ同じ意味として使用することができるはずです。

基本的に違いを見つけることは困難と言える状況なので、そういった部分は覚えておきましょう。

「墨守成規な部分があると、どうしても非業的な状況になりやすい。

そして、そんな国は完全に時代遅れとなるだろう。

したがって、単なる伝統という側面歯科見出すことができない部分は少しずつ変えていくべきだ。」

「この国は昔から何も変わっていない部分が本当に多い。

他国と比べてもそこは顕著と言えるだろう。

だから、旧套墨守な部分は少しずつ改めるべきだ。」

墨守成規と旧套墨守に関しては、意味はほぼ変わらないと評価できます。

どちらも過去の状況と同じままであり、特定の制度や慣習などを守り続けているという意味になります。

したがって、墨守成規と旧套墨守については、ややマイナスイメージの強い言葉と言えるでしょう。

使う場面はありそうですが、言葉自体はやや難しいと言えます。