下馬評は「特定の人物などに対して、第三者があれやこれやと行う批評のこと」。
そんなに信頼できるものではないという前提の言葉ですが、特定の人物などに対する勝手な批評という意味合いが強いです。
月旦評は「特定の人物に関して批評すること、品定めをすること」。
意味は下馬評に近いですが、こちらは中国由来の言葉なので、そこは覚えておくといいでしょう。
「下馬評」の意味
下馬評とは、特定の人物などに対して、第三者があれやこれやと行う批評のことです。
下馬評については、あくまでも第三者が好き勝手に批評を繰り返すという意味の言葉であり、信頼できないというニュアンスも含まれています。
したがって、下馬評についてはそれ自体ややネガティブなイメージもあるということです。
でも、たまに見聞きしやすい表現とは言えると思われます。
「月旦評」の意味
月旦評とは、特定の人物に関して批評すること、品定めをすることです。
こういった意味になっているので、下馬評にかなり近い意味であると評価できます。
しかし、月旦評という表現についてはそんなに有名ではありません。
したがって、こういう言い方がされるケースというのは多くないでしょう。
下馬評と比較すると、使用頻度において差を感じやすいと言えるのです。
「下馬評」と「月旦評」の用法や用例
「下馬評ではこのチームは全く強くないということになっているが、そんなわけないだろう。
どこに目をつけて調べているんだろうか。
かなりいい加減な批評に見えてくるな。」
「月旦評によると、この選手は素行に問題があるとされている。
したがって、うちのチームが獲得した場合には、選手内で何か影響が懸念される状況だろう。」
下馬評と月旦評は意味は変わらない
下馬評と月旦評に関しては特定の人物などに対する批評をするという意味の言葉であり、両者は同じような意味となっています。
しかし、どちらかと言えば下馬評の方が言葉としては有名であり、こちらが使用されるケースの方が多いでしょう。
実際、下馬評を知らない人はあまりいないと思われますが、月旦評を知らない人はそこそこいそうですし。